oguchi

わたしは最悪。のoguchiのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.5
特別な不満は無いけど何だか寂しい。
やりたいことはあるけど絶対じゃない。
迷い、彷徨い続ける彼女は決して最悪じゃない。
人生は正解の無い選択の連続で自由だ。

どこか“自分”が定まらない自分を俯瞰したナレーションを彼女自身の台詞に被せる違和感。
自分以外の人物が静止した世界を駆け抜ける彼女の疾走感と多幸感。
揺らぎ続ける彼女を捉える映画的な演出が好み。
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