note-actor, director
俳優勝ち。キャスティング勝ち。
恋愛映画苦手なのに、めっちゃよかった。
この監督さま、前作と一貫した信念をお持ちですが、この作品のほうが
はるかによかった。
ロシア人リョーハ役の男性、めちゃくちゃいい役作りのうえ、素晴らしい演技。笑える。こういう労働者階級のだめ男イイヤツキャラ日本人でやれる人はいるだろうか。
それにしても極寒猛吹雪、カメラマン命がけである。よくカメラ凍らなかったものだ。
列車の中のせまくるしい画、撮るのたいへんだが、ふたりの小さな世界にぴったりくる。
車の中のノーライト、たばこの火が効いている。
インテリ女子大生とブルーカラー、
タイタニックの話出すところが笑える。
ほとんど手持ちだし、アキ・カウリスマキ監督とは、画の作り方も、セリフまわしも全然違うけど、小さな世界の小さな愛と見終わった感のほほえましさが同じだった。
きっとこれは脚本だけだと、おもしろいかどうか判断できないな。俳優陣の力そうとう効いている。