ホラーマニア斗真

キラー・ジーンズのホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)
3.7
とあるアパレルメーカーが、誰にでもフィットする最新のジーンズを開発していたが、ジーンズが勝手に動き出して人間たちを血祭りに上げていくという、カナダ発🇨🇦のポップなスプラッターホラー。

2021年10月29日より「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」にて公開予定。今までのホラー映画では無機物に邪悪な魂が宿り人を襲うという、ホラー映画のあるあるが昔から受け継がれていますよね。ドレスが人を襲うホラー映画「ファブリック」、人形が人を殺すホラー映画「チャイルド・プレイ」に続き、今回はジーンズが人を食うホラー映画になっています👖

殺し方のバリエーションが豊かな点やスプラッター度が高いのはもちろん本作品の見所ではあるが、消費文化の弊害をテーマにするなど社会派な面もあって前回、紹介した「呪術召喚/カンディシャ」よりは個人的に好きですね👖

雰囲気はそこまで暗くなく、ポップな感じなのでホラー映画が苦手な人でも見やすいかな。でもスプラッター描写が多いのでグロいのが苦手な人にはキツいかも👖

ジーンズが下半身の血を吸ったり首を締め付けたり骨になるまで食い荒らしたりと斬新な殺し方がある中で1番グロかったのはメガネをかけたアジア系の従業員がジーンズに手首や首を切り落とされるシーンです。このシーンで思わずおおっ!と興奮しちゃった👖

ジーンズがどうやって人を襲うのか、鑑賞前は期待していなかったけど実際に見てみるとCG技術のレベルは高い、カメラワークも普通に良い、俳優たちも普通に演技が上手い等と良い点がいくつかあったので個人的には良作ホラーでした👖

欠点をあげるとしたらジーンズが人を殺すシーンは多いけど、その場面をカメラでちゃんと映さない時が時々あり物足りないと感じた。血が飛び散るとこしか映っていないとか、そんな感じ。先ほども言ったようにメガネをかけたアジア人が死ぬシーンはすごく良かったぞ👖

ちなみに劇中ではジーンズは1つだけではなく、たくさんのジーンズが襲いかかってきます(笑)
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※スタイリッシュなバッドエンドはええぞ👖