ホラーマニア斗真

リゾートバイトのホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

リゾートバイト(2023年製作の映画)
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鮮血と狂気に彩られた 
       ホラー映画の館へようこそ

館主のホラーマニア斗真です(笑)

"かつて見たことのない世界を描いた新感覚ホラー"

今回はアルバイトをしに来た大学生の3人が島と旅館で想像を絶する恐怖を味わうという、日本発🇯🇵のホラーコメディ映画を紹介!

レビューの前に香港のホラー映画Best10(最新版)のブログを書いたことをお知らせします。ブログのURLは以下からです。次回はカナダのホラー映画Best10になります。

https://horror777-tommy.hatenablog.com/entry/2023/10/22/124450

また、ブログのURLはコメント欄にも記載しておくので、そこから見ることもできます。

ストーリーは…
リゾート地を楽しみながら働いている大学生の3人はある日、旅館の女将の真樹子が深夜にひそかに食事を運んでいる姿を目撃した日を境に言い知れぬ不安を抱き…。

感想としては…
点数は100点中80点。

ネタバレ厳禁の内容のため、できる範囲で書かせていただきます。ホラーコメディは個人的には厳しい評価をつけがちなジャンルなのですが、今回は思ったより楽しめました。

序盤から中盤まではよくあるJホラーでドキドキしましたが、中盤からは作風が変わってきて展開がコロコロ変わってきて着地点が見えなかった!

序盤から中盤まではボロボロな旅館を舞台にジメジメしたJホラーで展開されて、その辺の雰囲気はすごくよかった。2階に上がるときの階段を不気味に撮影しているテクニックがかなり好き。"ミンナのウタ"や"呪怨"みたいなカメラワークです。

"スマイル"に匹敵する、謎めいた女将の不気味な笑顔や"イットフォローズ"を彷彿とさせる、幽霊がジリジリと近づく演出などもあって飽きなかった。

"女神の継承"や"呪詛"のような儀式と宗教を絡んだシーンもある。色々なホラー映画と様々な都市伝説を色々絡めているのだが、それが上手い具合にまとまっている!

怪異の正体が明かされた中盤以降はB級ホラー又はモンスターパニックみたいな中身で監督が入れ替わったのかと思うほど衝撃的だった。白石監督の"コワスギ"シリーズみたいなノリである。

ホラーだったりモンスターパニックだったりホラーだったりコメディだったり青春だったりとジャンルがコロコロ変わってきて最後はホラーでしめる。感情が滅茶苦茶になる、変な映画だった。良い意味で😆

最初から最後までホラーで一貫して欲しい気はしたが、今回のノリはありかなと思うほどストーリーがよくできてる。なぜなら最後のバッドエンドが秀抜すぎたため、満足度は高め。怖がらせたいのか笑わせたいのかの境目が曖昧で、見終わった後はなんとも言えない気持ちになる。新感覚ホラーと宣伝している作品が多い中、本作品こそ新感覚ホラーなのでは?と言いたくなるほど。

展開が読めなくて色んな感情を味わえるホラー映画で、今年公開されたJホラーの中ではまあまあ面白かったですよ。今年公開された"ミンナのウタ"や"スイート・マイホーム"も面白かったし。

【今年公開されたJホラー】
ミンナのウタ→95点
リゾートバイト→80点
スイート・マイホーム→71点

展開が読めない映画とジャンルが色々詰まった映画が好きな方なら楽しめると思います。