予告に示唆してあった通り、確かにあの名作「アルマゲドン」の匂いは感じられた。
なのに、評価はいまいちなんだよね。
その理由は主に動機の薄さとキャラクターのインパクトの弱さかなと、推測出来る。
まず、動機の薄さについてだが、あれ程の事件を起こすのにこれなの？というレベル。
他にもやりようがあったのではと思ってしまう。
続いてキャラクターのインパクトの弱さ。これは決して全然駄目というわけではなく、しっかり作り込まれている部分もあった。けれど、やはり弱い。どことなくチープでB級作品の様な敵キャラだったり、よく分からない工作部隊含め迫力無し。主人公たち兄弟二人とヒロインの女性はそれなりに良かったのだけど…
また、争い合うシーン含め何でそこで勝てるんだろ？？と、どことなく腑に落ちない点も整合性がつかない部分。
そのまま物語が進んでしまうものだから、なおさら違和感が目立つ。
とはいえ、アナログ的な演出で仕事人達の熱量を感じられたし、団結してミッションを遂行する男気は素直に格好良かった。互いを大切に思い合う兄弟愛にも胸が熱くなる。
だからこそ、惜しい作品。
決して前評判倒れの作品ではないが、ただやはりアルマゲドンと比べてはいけないし、あれは単純にスペシャルな作品だったということ。
