よっしー

リバー・ランズ・スルー・イットのよっしーのレビュー・感想・評価

4.5
リバー・ランズ・スルー・イット
最初のほうの上流の荒れ狂う流れに若さに任せてボートで下る描写や
幼い頃の子役とか印象に残りました。
最初の川の荒れ狂う渡っていく描写や
最期、おぼれてましたけどまさかここで死ぬんじゃないよねと感じたのは僕だけでしょうか💦
ロバートレッドフォードに似てる?
ブラピの魅力と危うさが全開でした

主人公で兄のノーマンを演じたのは、クレイグ・シェイファー堅物の兄を演じきりブラピとの対比がさらにあざやかに出てブラピを引き立ててました。

回想シーンで、老いたノーマンがひとりでゆっくりとフライフィッシングをする描写は、心に染みわたります。
流れゆく川を見て、自分の人生を当てはめ、振り返り、私たち人間にどんな生涯が待っているとしても、それが
どれだけ波乱に満ちていても、大自然の中では、ちっぽけな1ページにすぎない。
哀しみや、もどがしさ、焦りや挫折があったとしても、それでも川はいつもの通り、ゆったりと静かに流れていく。
タイトルのitとは何なのか。みなさんそれぞれ答えが違うと思いますが、この余韻が、答えを観客にゆだねる感じが、名作のゆえんですね。
よっしー

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