よっしー

竜とそばかすの姫のよっしーのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

昨日鑑賞してきました。

昔から、夏休みに公開されるアニメ映画は、古くは魔女の宅急便あたりから、CMを含めて、当日の学生さんの楽しくしてるのとか見たり、楽しみにしながらそれ自体が夏の1シーンと感じてきました。

以下ネタパレご注意ください。


さて、本作ですが、点数は4です。
皆さんの感想のとおり、劇伴の音楽、ベルの歌がすばらしかったです。サマーウォーズから何が変わったかと考えてみると一番この点かと思います。サマーウォーズの劇伴の曲も好きで、ずっと聞いてますが💦
美女と野獣のオマージュは、監督もその通りと認めてます。監督がアニメの仕事を辞めようとしてた時に見て、まだ続けてみようと思った作品とのこと。
本家の美女と野獣のほうは、お互いが惹かれ合ったのは、野獣になった理由、お互いの生い立ちをきちんと理解したからなんですよね。
ベルが竜を好きになったきっかけ、初見だとちょっと分からないですね。ひどいあざ、心に傷を抱えているのに共感したのは分かりますが、それだけだと理由が薄いですね。
ネットの匿名性不特定性を表現&正体を最後まで引っ張りたかったという意図もありますかね。なので、
竜のオリジナルの人が、最後にすずを信じてハグするシーンも、すずが何でこんなにしてくれるかまだよく分からないはずなのに、大好きと言ってしまうのも不自然かなと思います。

お母さんがなぜ見ず知らずの子どもを助け死んでしまったのか、すずがちょっと分かったシーンがありましたが、それも言葉で説明して欲しかったです。単純に目の前で助けを求めてる人を助けたかった?人が人を助けるのに理由はいらない?

以下、目を引いたシーン
河原で竜への歌を、歌うシーンの音声は実際に中村さんが河辺を歩きながら録ったものです。
くじらは、サマーウォーズと同じ守り神なのでしょうか。無数のアバターたちのデザインは、サマーウォーズと同じデザイナーの方でした。
城への道の背景は昔のディズニー映画を思い出しました。
竜の正体、お父さんなのでは、と途中まで思ってました💦
SNS炎上とか、大変そうと思いました。自分の学生時代にはなかったので。卒業したら、あれは何だったんだろうと思うのでしょうか。
〈U〉の世界で、もう一つの人生を生きる。性別も逆にして、結婚したり、子どもを持ったり、昔つきたかった仕事に就いたり、リアルの生活を全て捨てて移ってきた人だけの国ができて、リアルの国とのハッキング戦争も始まったりとかなるんでしょうか。次の10年20年後どうなってるんでしょうね。
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時をかける少女以来の、少女の成長の物語を見たということと、約1ヶ月前に予告を見た時ワクワクしたので、
スタジオ地図として、エンタメは忘れずに今後も新しいチャレンジをしてもらいたいです。
よっしー

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