前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返した孤高の海賊=ジャック・スパロウ。
自由な大海原に船出したはずの彼の前に、逃れられない宿命が立ちはだかる。
そして抗うことのできない力に操られて、ジャック、ウィル、エリザベスの運命は再び交差する。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の続編。
前作同様、安心して観れる面白さ。
1作目に比べると少し話がややこしい。
世界観が広がって、東インド会社とかが絡んできて、時代背景を感じさせる作りに。
前作の脇役キャラとかもちゃんと押さえとかないと「誰だっけ?」ってなる人結構いました。
あと、この作品を見た以上次回作も観なくてはいけない羽目になる。
続編だけど、一編解決ものだと思ってたので油断してました。
次のワールドエンドに向けてネタも役者も揃ったという感じです。
前作とは違って、ちょっと怖さがありリアルな映像がとても印象的でした。
地位を求める男、自由を求める男、愛情を求める男。
それらの男達が気の向くままに、ワガママに交錯しあっていくのが面白い。
でも、個人的にはストーリーが物足りないですね。
「オカルト」モノだった感の強い前作と比べると、ちょっと「ファンタジー」感がかなり強くなってしまった。
エンターテイメントを志向する作品だからこそ、もっと「かきたてる」何かが欲しかった。
それでも舞台に踊る役者を見るだけでも価値のある映画と思います。
そしてジャックはやっぱりカッコいい。
あのキャラで最後のあの役回りはずるい。