ガリレオシリーズの映画、第三弾。
街のみんなから愛されていた女子高生が
長年にわたり失踪。遠く離れた火災現場から
遺体として発見される。
捜査線上に過去ある人物があがる。
この人物は、決定的な証拠がありながら黙秘を
貫き有罪にできなかった人物だった。
担当だった草薙は自責の念から追い詰められる。
信じたくない事実に近づくなか、真実は？
犯人は？そして真実を大切にする湯川と
真実に苦しむ草薙の関係は…。
ガリレオ映画シリーズってほろ苦い。
そこがとってもいい。
警察や司法の限界と犯罪に巻き込まれた被害者の
葛藤…。セリフが重い。
難しいテーマなのだが、湯川はぶれない。
草薙がぶれそうになるなか、湯川は論理的に
考えて、道にもどす。友情があふれている。
また今回は犯人や犯行に至る過程が複雑。
そんな背景が…と最後に分かる。おもしろい。
よくできたシリーズだなって思う。
最新作も出版されているようなので、
また作ってくれないかなと期待してしまいます。
