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ブレードランナー ファイナル・カットのkyokoのレビュー・感想・評価

4.2
爆音上映@丸の内ピカデリー

ディレクターズカット版は何度も観ているが、ファイナルカット版は初見。観たことがないシーンが何カ所かあった(ような気がする)。
今までいろいろな裏話を本やネットで見聞きしているけど、今回それをふまえて観ることができたので余計楽しかった。特にルトガー・ハウアーの最後の台詞が実は彼のアドリブだったと知ってから初めてスクリーンで観たのだけど、なんだか泣きそうになってしまった。(鳩の演出もルトガーのアイディアらしい)
今までハリソン・フォードばかりに気を取られていてレプリカント寄りに観ることがなかったのかも。
でもやっぱりハリソンが観たい!きれいな女性にアワアワしていたり、どこか情けなさのある若き日のハリソン・フォードを大画面で観られて大満足。

ヴァンゲリスの音楽を爆音(ていうほど爆音じゃなかったけど)で味わえたのも嬉しい。それにしてもヨハン・ヨハンソンはなんで降板しちゃったんだろう。ハンス・ジマーも素晴らしいけどやっぱりヨハンソンが良かったなあ。

1982年に描いた2019年は、車は飛んでるけど電子タバコはない。
2017年に描く2049年はどんな世界だろう。
期待しすぎないようにブレーキをかけつつ、でもやっぱりわくわくしてしまう。
(163分という長尺が若干不安……)
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