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ブレードランナー ファイナル・カットのhirogonのレビュー・感想・評価

4.0
「ブレードランナー2049」の前に、旧作のおさらい鑑賞。
大昔に見て、猥雑な街の雰囲気とレプリカントの反乱の話だったくらいの記憶しか残っておらず、これは予習しておかないとまずいかも?
ということで、netfilmsさんのレビューを参考にして、ファイナルカット版を選択。(netfilmsさんのレビューはいつも参考にさせてもらっています。感謝!)

「あ~、こんなストーリーだったんだ。」と新鮮な感覚で見終えました。30年以上まえの未来SFなのに、映像のレベルは高く、ストーリーも今見ても面白い!
改めて認識したのが、「レプリカントって、ロボットやアンドロイドというより、”ほぼ人間”じゃん」ということ。銃で撃てば血も流しますし、恐怖や愛情などの感情も人間と差はない。違いと言えば、身体能力が優れているところと、寿命が4年というところくらい?
レプリカントを単なる反乱因子として排除しようとする人間側の論理の矛盾を突きつけてくる。

アジア感満載の街の看板やネオンは、この映画の世界観を構成する重要な要素なのですが、屋台でのハリソン・フォードと日本語のおやじとの注文のやりとりなども含めて、ちょっとズレた感じもいいです。
そして、誰もが笑ってしまう”強力わかもと”。これは記憶に残ってましたね(笑)

これで予習もバッチリ!近々に新作見に行きます。

P.S.)~20171030追記~
興味本位で、「ブレードランナー わかもと」でネット検索してみたら、以下のようなトリビア情報がありました。

”『ブレードランナー』の展示見てたら『強力わかもと』のお偉いさんが当時の裏話を ”
https://togetter.com/li/1055669

”強力わかもと”の会社には、事前の承認はとっていなかったようですね。
当時、その辺りは大らかだったでしょうし、会社にとってマイナスイメージでもないので特に問題になるところはないですけど。
その他の面白い裏話も書かれていますので、ご参考までに覗いてみて下さい。
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