苦手な時代設定なので、サークルの課題作にならなければ見なかったかもしれない。
みる前に、強姦が本当になされたか、なかったのかの真相を裁判で明らかにしていくストーリーと思っていたので、それぞれの視点から見せていく手法が興味深かった。
3人それぞれの立場と感じ方で、その出来事の細部が微妙に違うところが、とてもリアル。
襲われる時のマグリットの靴の脱ぎ方ひとつにしても、彼女とアダムの記憶では、あんなに違う。
それぞれの心情を如実に表していたと思います。
マット・デイモンの妻に対する感情も自分本位で、彼女の気持ちには少しも寄り添っていない。
もしかしたら妻は、アダムの知性に少しは揺らいだかも....最後は保身のみで最低の男だったけど....。
第3章は、どちらが勝っても負けても凄惨に命を奪う戦いで（女性の火炙り処刑を含む）本当に観ていて怖かった。
迫力のある映像で見応えもあり面白かったけど、後味の悪い感じが残り暫く気分が悪かった。
