YAZ

カード・カウンターのYAZのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
4.0
ポール・シュレイダーの観る

刑務所内でのイラク兵への拷問が
罪に問われ服役終えた男が地味な
ギャンブラーとして生活している
がある青年との出会いで運命変わ
る話

スコセッシ製作の「タクシードラ
イバー」監督脚本コンビ作

過去の罪で自分の心に傷を負った男の
内省的な映画で行為自体は米軍の暗黒史
そのものでフラッシュバックなのか僅か
に出て来るけど映画はその後の話で暗黒
の告発は軽めだけど世に知れ渡ってる事
実を超えた衝撃的なのも有ったような

ひたすら内省的で派手なシーンもなく
出会った青年絡みで物語動くが男は表面
上は動揺することもなく淡々と処理して
いく感じでしたがじっくり観れる良く出
来た映画で2回目の方がさらに良いのは
容易に想像出来る

個人的な意見ですがこの種を理解し難い
と片付けてしまうのは好きでないです。
こういうのこそじっくり観るべきかと

タイトルは男が服役中に考え付いたカー
ドゲームの必勝法式?のようでポーカー
を筆頭にイロイロ出てきますが勝ち過ぎ
てはいけないというのが男の内省を表現
する一つなのかさらに意味があるのか

過去の罪は償い切れるのでしょうか

オスカー・アイザックとても良かった。
シュレイダーは脚本のみも監督もかなり
好きですが空気感は皆似ているような
気がします
YAZ

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