かわさき

LAMB/ラムのかわさきのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

理解したいことも考えたいことも多いのでもう1回観た方が良いと思うのだけど、その勇気は無い。びっくりというか、やっぱり怖さはあった。
アダは羊とイングヴァルの間にできてしまった子供だと思ってたので、あそこでとても驚いた。
第1章〜と、章で分かれる作りの映画は初めて観たので新鮮だった。
亡くしていた娘も若しかしたら羊人間だったのかな?とか、過去に戻ってるってこと?とか、委ねられた解釈の中で各々反芻できる映画だと思う。
言葉が少ないとは聞いていたけど、まさかこんなに話さないとは思わなかった。だからこそ、風の音などで不穏な空気感を出せているのだと思った。
これは映画館で観るのが正解だと思う。いつかスマホで観られるようになったとして、この空気感をずっとじっと観られるかと言われたら首を横に振ってしまうから。

私が観に行った映画館ではパンフレットが売り切れていて残念だった。どうやってこの気持ちを落ち着かせればいいんだ!
観た人と話すともっと深く考えることができそう。怖かったけど観て良かった。
かわさき

かわさき