当然のことながらパート1ほどの予想できない面白さはなかったけれど、相変わらずどこまでも馬鹿馬鹿しくて、殺伐とした昨今の世界情勢をいっとき忘れるにはちょうどいい映画だと思いました。
藤原紀香さん、小沢真珠さんの美魔女コメディエンヌ組が生き生きしていて、もうこの2人で「永遠に美しく」のリメイクやればいいんじゃないかと思った。
和久井恵美さんの天然コントも可愛い。今回は出番が少なかった二階堂ふみ嬢、相変わらずあのトチ狂った衣装とメイクがぴったり似合ってるのスゴいです。小柄だけどめちゃくちゃスタイルいいんだよなぁ…
SFXは無駄によくできていてよかった。大阪教のシーンはベジャールのボレロ見てるみたいで、これも無駄に見応えがありました。こういうのはチャチに作ると面白さ半減なので正しいアプローチと思う。
ちなみに東京都心部の映画館で観たのですが、隣の席に埼玉県人らしき観客がいて、上映中ずっと、ここはお前の家か!ってレベルで喋りつづけてて、内心うるさいなアーニャとヨルさんが上映中はお静かにって言ってたろーが、とか思ってたんですが、エンドロールでめちゃくちゃ拍手してたので、これ埼玉県民映画なんだし初日だしもういっか…と赦す気持ちになってしまい、私も一緒に拍手しました。迂闊にも埼玉化させられてしまったかもしれない(なお私は東京大阪のハイブリッド)。
帰り際にはやはり埼玉県人と思われる観客が「金谷はあそこまで田舎じゃないから!」と力説してるのが聞こえましたが、そのへんのリアリティについては都民ゆえわかりかねます。登場する県の県民解説付きで一度みてみたいと思った。