キャッスルグレンギャリ

マルクス一番乗りのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

マルクス一番乗り(1937年製作の映画)
3.5
U-Nextで鑑賞。
今回も「期待通り」つまらない。
マルクス兄弟作品のレビューには毎度書くのですが、中学生の頃に読んだ小林信彦御大著「世界の喜劇人」マルクス兄弟は○、マーチン&ルイス✗(下品、低俗)のトラウマで、マルクス兄弟は素晴らしい、この笑いを理解しなきゃ、と臨むのですが、今回も面白くありませんでした。
もう兄弟の作品はどのくらいつまらないかを測るために観ているようなもの。

馬券売り場でのグルーチョとチコのやりとり、唯一笑えました。
マルクス兄弟は三大喜劇王と同年輩か少し年上。トーキーになり3人の全盛期が過ぎたころに登場しエネルギッシュにしゃべりまくる、いつも関心します。
しかし、、
チコのピアノ、ハーポのハープ演奏、「はい、はい、すごいです。」でもストーリーとは関係ないし、演奏に無理やり持っていくのが鼻につく。
本作で言えば、MGMらしいレビューも全く必要ない。
小林御大が「世界の喜劇人」でなぜか触れていない「三ばか大将」のハワード兄弟の方が断然Good。マイケル・ジャクソンは「三ばか大将」の大ファンだったそうで、さすがです。