NAO141

THE FIRST SLAM DUNKのNAO141のネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

うん、大満足(^-^)素晴らしかった!!
『SLAM DUNK』は1990年~1996年まで〈週刊少年ジャンプ〉で連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作である。当時この作品の影響でバスケットボールを始めた男子がたくさんいたな~。
この頃の〈週刊少年ジャンプ〉は黄金期と言われ、『SLAM DUNK』『ドラゴンボール』『幽☆遊☆白書』が特に人気だった。あの時代に幼少期を過ごした自分は幸せだったと思う。そして今再び本作『THE FIRST SLAM DUNK』を鑑賞することが出来て本当に幸せだ!大満足!
原作者の井上雄彦が監督・脚本を手掛けているというのが嬉しい!!
まるで本物の試合を観ているかのような臨場感、そして緊張感!その上で、原作の名シーン・名セリフもしっかりと再現されている。繰り返す!大満足だ!笑

本作は上映される前から〈どの部分が描かれるのか(映画になるのか)〉と噂で持ち切りだった。そして描かれたのは、やはり〈山王戦〉だった!!嬉しい!!
インターハイでの湘北高校VS山王工業高校の試合。ついにここが描かれる日が!
『SLAM DUNK』は原作だけでなく、当時アニメも放送されていた。しかし実はアニメ版はインターハイの試合会場に向かう場面で終了しているので、ある意味で不完全燃焼だったのだ。当時「え~ここで終わっちゃうの~」と思ったものだ。『SLAM DUNK』はこの〈山王戦〉こそが原作でもクライマックス、かつ、ハイライトであり、ラストの桜木花道と流川楓の試合後のあのシーン、あそこに胸震えたのは私だけではないはず!そしてそれが本作で観れるとは…なんて幸せなんだ笑。

そしてもう一つ良かった点。本作の主役が桜木花道ではなく、宮城リョータというのも良い。原作やアニメでもキャラクターの生い立ちや家族の物語はあまり語られていないが、宮城リョータにスポットを当て、初めて彼の過去が詳しく描かれた。これにより、原作を読んでいた当時ではわからない宮城リョータのこの〈山王戦〉への想い(兄への想い)が伝わってきて、もともと魅力溢れる〈山王戦〉がさらに輝いたように感じた!もともと〈エピソード0〉系の物語が大好きだったりする自分だが、いまになって初めて明かされる宮城リョータの過去と〈山王戦〉への想い。キャラクターを掘り下げつつ、名試合を徹底して描いた本作はきっと原作ファンも気に入るはず!

ほぼほぼ満足なのだけど、一つだけ残念だったのはやはり声優交代かなぁ。もちろん本作の声優も素晴らしい!まったく違和感はなし!ただ、やはりアニメ版から観ていた世代としては桜木花道は草尾毅さんに演じてほしかったなぁ~。
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