掛谷拓也

香川1区の掛谷拓也のレビュー・感想・評価

香川1区(2021年製作の映画)
3.5
大島新監督の素晴らしいドキュメンタリー作品。四国新聞創業一族、自民党平井卓也世襲議員と周辺のブラックさと好対照な小川淳也。立憲民主党代表選への出馬、泉健太代表選出。泉健太の迷走や求心力のなさ、日本維新の会の躍進など、立憲民主党の先行きの不透明さは増しているが、家族にも正直者と言われる小川淳也と香川1区の動向には注目したいと思わせる内容であった。そして高松高校、東大の同級生で元朝日新聞記者の鮫島浩も同じ地に足のつかないと言ったら悪いが理想主義的なものを感じる。あと、応援してます!と序盤で小川淳也に声をかけたベネトンの制服を着た2人組の女子高生。彼女たちは対立候補の平井卓也が選挙に出る前に理事長を務めていた高松中央高校の学生たちだ。これを観た平井候補側はそれは反発する。端的に相手を煽っていると思うが嫌いではない