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ベルファストのkahoのネタバレレビュー・内容・結末

ベルファスト(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「違い」があるから共に生きられないのではなく、「違い」を理由に尊重することを放棄し話を聞こうとしないからわかり合えない。これは特段目新しいわけではないが、分断が広がる今間違いなく必要なメッセージと思う。
というか、こういった発信をする作品にたくさん出会わざるを得ない時代を生きていることを自覚させられた。

恐らく当時流行ったものなんだろうな、当時を知る人はクスッとしてるんだろうなと察せるシーンが随所にあって(平穏な日常と混乱が地続きであることを表す意味もあるのだろうが)、それが蛇足でテーマをブレさせてるのかはわからないけど、良いシーンも台詞もあるのにどことなく切って貼ったような印象というか、作品全体で伝えるというより台詞に頼りすぎな感じが否めない。良いことを伝えている映画だけど作品として面白いとは思わなかった。

「おだてるでも丸め込むでも泣き落とすでもなく、ただ愛すること」このダンスシーンと、茶色のストッキングの窓辺のシーンが好き。素敵な夫婦で憧れるね。
パパとママのダンスシーンも好き。私も歌って踊りながらパートナーを射抜きたいし射抜かれたい。体格がよく清潔感ある髪型で力強い眼差しのパパとスレンダーで賢そうなお顔立ちのママっていうビジュアルもロマンチック。
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