北アイルランドのベルファストに住む少年バディは優しい家族に囲まれ、学校でも好きな子の隣の席につけるように算数のテストを頑張ったりと、豊かに充実した日々を送っていた。 しかし、プロテスタントによるカトリックへの暴動によりベルファストは戦場と化してしまう。 バディは宗教を捨てるか、ベルファストを離れるかの選択に迫られる。って話。
紛争というテーマを背景にしたモノクロ映画って考えると少し重いように聞こえるけど、『ジョジョラビット』と同様に子供を主人公にした脚本で、なんならこっちの方がやや平和。
荒れてるパートも日常パートもとにかくバディが可愛い。 平和ボケしてるのか、スーパーの襲撃時に盗みに選んだのが｢環境にいいから！｣と洗剤だったところが最高に萌えました。
映画の中に映画が結構出てきます。 映画館で『チキチキバンバン』を見てた人皆が落下シーンで前のめりになってしまってたのも印象的。
どの国にも辛いイベントは必ずあり、その中でも人々は娯楽ありきの暮らしをしていたんだなってちょっと安心しました。
