Taka

ワース 命の値段のTakaのネタバレレビュー・内容・結末

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年5作目
 もし自分が当事者だったら、何を考えるだろう。テロという手の届かない加害者に対する怒りはどう折り合いをつけるだろうか。逆にもし自分がファインバーグの立場だったら。いろいろぐるぐる考えて、きっと自分には耐えられないだろうなと思った。
 やっぱり社会への適性って単純な能力だけじゃなくて、「ルールなんだから仕方ないじゃん」とか「それがみんな丸く収まる方法だから仕方ないじゃん」みたいな、ある種の鈍感さと不誠実さが求められるんだなとまた少し落胆しつつ。それでも自分は誠実さや、敢えて言うなら慈愛みたいなものを持って生きていきたいと思った。せめて家族とか友達とか、一生付き合っていくひとに対しては誠実に、優しく、寛容であれるようにしたいと思う。社不だけど。
Taka

Taka