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ちょっと思い出しただけのamuのネタバレレビュー・内容・結末

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【再鑑賞】
といっても今回は、当時主演二人(と屋敷さん)に注目しすぎて忘れてしまっていた河合優実さんの出演シーンをおさらいすべく見返してみた。

ダンスを習っていただけあるしなやかな踊りのシーンに、間合いの上手いめちゃくちゃ自然な演技。ずっと素晴らしいな河合さん。大好き。

作品に対する印象はさほど変わらないけれど、この作品の共演をきっかけにプライベートで恋人同士となった池松さんと河合さんのエピソードを知り、めちゃくちゃお似合いで大好きな二人に私のテンションと点数も上がった。※当時3.2点だったのから追加点も爆上げ。

それから改めて観ても伊藤沙莉さんと屋敷さんの初見やり取りのシーン好きだなぁ。笑






…2022.11.11…

伊藤沙莉さんすごく好きなのだけど、私の中の中村倫也さん同様、彼女は脇でこそ輝くというか、主演を演るのは持ち場が違う感じがした。

相手役が池松壮亮さんなのが救いでもあり、様々な女優さんの相手役としてちょうど良い空気感とバランス力を持って女優を引き立たせながらちゃんと存在感がある役者さんという印象があり、演技力は伊藤沙莉さんへの信頼も観る者としてあるので作品としてちょうど良く、バランス良く、素敵に仕上がっていたとは思う。

では何が物足りなかったのか。
それは冒頭で記載した通り、持ち場が主演のそれと違う感じがどうにも否めなかったからだった。

ただ可愛い女優さんよりリアリティはあったかもしれないけれど、恋愛物語の中心にいるキャラクターではなんか違うのだ。

その一番の理由としてはあのハスキー過ぎる声かもしれない。主人公の友人役だとどハマりなんだけど。

それからニューヨーク屋敷さんについて。すごいハマっていてとてもとても良かったのだけど、そうなるか、、という「現在」にはなんともいえなさがあった。それは屋敷さんのせいではなく、脚本の問題だけど。とはいえ、ちょっと嬉しかったりもした。(どっち)

タイトル名を見て、予告を見て、絶対切なくなるやつ、、!とビビっていたけれど、思いのほかそこまでしんみりすることも無かった。

もう今は会うことも連絡を取ることも無い昔の恋人のことは誰もが少なからずちょっと思い出したりするそんな瞬間があると思う。仮に今再会したとて、いまを生きていることにより戻ることなど無いし、戻りたいわけでもない。それでも当時の自分たちのことや環境、感情を思い出すとなんだか泣きそうになるような、なんとも言えない気持ちになるのは心理学的に何なんでしょうか。

そして思い出というのは凄まじく美化され、楽しかったことしか思い出せないの不思議だなと思う。
amu

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