もやし

僕が愛したすべての君へのもやしのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
5.0
数日前アマプラで配信開始されて存在を思い出して、見たら夢中になって2作一気に見てしまいました。もっと早く見ておきたかったと心底思いました。

この映画は2部作になっていて、でも前編後編という意味ではなく、両方見て初めて完成するという珍しいタイプの映画。
どちらから見ても面白く、でも両方見ないと面白さが半減する、という触れ込みでした。
映画館では同日上映されて、こんな質めんどくさい映画誰が見んねんと思ってました笑


どちらから見ても良いと言われたので直感でこっちを選びましたが正解でした。
こちらがメインストーリーでもう一つが補完という形に見えました。もしあちらから見ていたらとても難解に見えるし、あまり面白いと思わなかったかもしれません。
とは言っても二人ヒロインがいて、片方の人がメインヒロインの話ともう片方がメインヒロインの話なので、結局は好みじゃんと言う方もいるかもしれません。


中身としてはSF恋愛というところでしょうか。
並行世界についての話ですね。よく、一つの選択によって丸っきり違う人生を歩むという飛躍した設定も多いですが、勿論この映画もご多分に漏れずなのですが、少しずつ研究が進んでいって中々完成せず不安定というところがミソですね。
最初はわざわざ選択をしなくても常に人は小さな時間の振れの中で生活しているという画期的な論文。朝味噌汁を食べたのとスープを食べたのの違いとか。

でも、タイムシフトは理論上できないと言われています。過去に戻るとか未来に行くとか。
時空が不安定になりますが、なかったことにするとかはできます。書いてて意味がわからなくなってきました笑



この映画はあまりそういうのと関係がない正統派の恋愛です。
スタートに意味のわからないシーンがあり、普通のストーリーに戻ります。頭が良すぎる常に学年トップの男子学生の主人公。常に学年2位のヒロイン。
悔しくて関わったことをきっかけに、徐々に仲良くなっていく。
どちらの親も並行世界についての研究所で働いていたのを理由に同じ職場へ。
恋愛して結婚して子供を産んで孫ができて、勿論悲しいこともあったり、実は時空操作とかもしちゃったりと危ないこともしてますが。

そしてラストでえっ?! みたいな。感じでした。
一気に物語の深みが増したところでエンド。あまりにも面白すぎてもう一つの方も一気に見てしまいました。そっちの方もレビュー書きます。

どちらの映画も愛についての話でした。
もやし

もやし