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KAPPEI カッペイの磨のレビュー・感想・評価

KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)
3.3
滅亡へ向かう人類の救世主となるべく修行を積みながらも、活躍の場がなく平和な東京にたどり着いた戦士たちを描く、アクションというよりも恋愛強めの“お馬鹿映画”。

『デトロイト・メタル・シティ』などの原作で知られる若杉公徳の漫画の実写化作品。エンドロール時に原作の画像が出てきてナルホドと思った。そして、ヤングアニマルだなぁ…とも(笑)

主人公を演じるのは伊藤英明。考えてみれば、ある程度以上の公開規模作品で主演を張れる程の名前のある俳優で身体を曝け出せる日本人は彼くらい思い浮かばないので、この配役はベストと言えるのかも?
なかなかヤバめなキャストで固めてきたのも◎(悪口じゃないよ笑)

「ウェディング・ハイ」もくだらなかったけど、よく出来てるし楽しかったけど、本作はくだらなくてそこまで面白くなかったなぁ…という印象。残念ながらとても高評価できるモノじゃなかった(笑)

ただなんというか、“やり切ってる感“ ”は想像を遥かに超えてた。役者さん達には素直に拍手しかない。



本作は中身よりも劇場のトイレに貼ってあるマナーステッカーの方が見もの!(笑)
秀逸な文言を一つ抜粋すると…

【残念じゃが…おぬしのでは尺が足らんのじゃ!もう一歩前へ!】

…うん、おもしろすぎる(笑)他にも何パターンかあります。女子トイレはさすがに貼ってないのかな?
磨