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猫は逃げたのkalindaのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
4.1
面白かった!

#愛なのに
今泉監督、城定監督の企画作品。
今回は城定監督 脚本
今泉監督 監督。
さらっとR15。
ほんまさらっと。
優しい雰囲気が今泉節やったなぁ。
終盤にある監督定番の長回しも圧巻。
あのシーンはかなりの見応えあり。
あれだけガーッと言えたら
気持ちいいやろなー。

亜子さんを演じた山本奈衣瑠さん、
初めて拝見した女優さん。
繊細な雰囲気や表情に引き込まれた。

亜子さんの足にまつわるエピがあり、
ふたつ目の時に、
涙を堪えながら上を向くシーンがある。

これは監督の演出ではないらしい。
演じる上で自然にそうなった、
その瞬間しかできない一度きりの表情。
あのシーンで、
長年一緒に過ごした旦那さんとの
時間や関係が表現されている。うまいなぁ…。
グッときてしまった。


亜子さん(山本奈衣瑠)、
真実子さん(手島実優)、
どちらにも共感。わかるなー。

朝ドラ“まんぷく“ 塩軍団で知った毎熊さん、
#トウキョウソナタ あの少年が
こんな素敵な青年に…井之脇海さん。

4人とカンタ(猫)のお話し。


“好き“ この気持ちって、
重さや大きさが測れない。
目に見えたらわかりやすくて良いのかな?
見えないからこそ良いのかな?

「愛なのに」「猫は逃げた」
ふたつの作品を通して、
色々考えましたね。良い余韻。

両作品合わせてご覧いただきたいですねー。

オススメです。
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