世代です。
正直期待してなかったというか、二次元の実写化って嫌いではないのですよ。嫌いじゃないのですが、その時点で色眼鏡で観てしまうというか、歯にころも着せずに言うと、その時点で楽しめるハードルって下がっちゃうのでですね。なんとなく、正当な評価難しいのですよ。箸が転がるだけで笑い転げちゃう的なムーブに入ってしまうので。
本作も、まあ、とりあえず真剣佑のバッキバキの腹筋さえ見れれば僥倖か。あ、あとマディソン・イズマンて「ジュマンジ」に出てたですよね。いずれにせよ目の保養だしいいかーくらいの気持ちで観てたのでありますよ。
アバンタイトルの、モノローグで、かすっと、琴線をかすめました。
それでもまだまだ、いやいや、どうせぺがさすりゅーせーけーんどがががががとかやりたいだけやろ? 殺陣だけはめっちゃ気合い入っとるしカメラワークとか?
いろいろ半信半疑だったですが。めっちゃ疑心暗鬼だったですが。これがね、なんとね、だいじょうぶでした。
マディソン・イズマンが乃木坂のキーカラーに染められた頃にはこれはもうぜんぜんだいじょぶな感がありました。なんせ乃木坂ですし。←お前バスラにかまけててここサボってたろ。
個か全か。
正義の味方を扱うにあたって王道の展開ではありますが、こんなにも丁寧にやってくれるとは。
クローゼットに泣かされました。
自分だけじゃだめ。
あのひとだけでもだめ。
あのひとも、あのひとを救いたかった自分もまとめて面倒見る。
それが正義の味方ってやつですもんね。
ラストの聖矢とシエラの会話もよかった。まとめて面倒みるためには、そこにそれがなくっちゃ、ってやつですなみなまで言わすな。
惜しむらくは、なんかだかんだゆってこれ、いろいろリスペクトは感じられるんですが、「聖闘士星矢」ではないんですよね。あるあるですが。
てかせいんとせいやで一発変換できる。Simejiおそるべし。