ちぇり

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのちぇりのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメ映画と普通の映画じゃ評価軸が違うからいつものように星がいくつくらいか考えるのは難しいけれど、アニメ映画としてはグラフィックもよく内容も面白かったのでよい映画だと思う。
一般観客からの評価は高く、映画評論家からの評価は低い映画と言われているが、つまりストーリーの複雑さとか登場人物の心情とかそういう部分ではなく、幼い頃マリオシリーズで遊んでいた世界中の多くの人々のノスタルジーと過去の冒険心を蘇らせてくれるという点で評価される映画なのだろう。
ゲームという、設定の空間に閉じ込められる閉鎖的なコンテンツから、映画という起承転結のある物語としてゲームの中の世界が動き出す感覚が嬉しかった。マリオギャラクシーの世界観が本当に大好きだったので、あの星のヤツが出てきて嬉しかった。でも映画の中で唯一あの子だけが「死は救済」と唱え続け、希死念慮に溢れてたのが面白すぎた。みんなマリオの世界で、冒険しよう!戦おう!悪者を倒そう!みんなを救おう!みたいな感じなのに、あの子だけすごい死にたがってて、何者感が強くてほんとに可愛い。
あとマリオたちってブルックリンから来たんだ笑家族の顔はみんな普通で面白かった。
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