私の家庭はゲーム禁止だったからマリオにそんな思い入れないけど、スーパードンキーコングは友達とか親戚の家でめっちゃやり込んだからジャングルランドで、一瞬テーマ曲かかったのはちょっと上がった。ゲーム好きな人は楽しいんだろうなあ。これからカービィやスプラトゥーンのようなキャラクターも投入してユニバース化していくのかな。
マリオがブルックリンのイタリア系移民の設定なのが、効いてるようでそんなに効いていない（結局二人ともキノコランドで暮らしてるっぽいし）、選曲がGotGやデッドプール シリーズと臆面もなく被ってる上にそんなに必然性がなくて若干恥ずかしいが気になったけど、90分台に楽しいビジュアルとギャグを詰め込んでいて面白かったです。自分は映画としては名探偵ピカチュウのほうが好みだな。
マリオをメンターとして訓練し、自ら現場に行って国民を守り、嫌なものは嫌と言い、自分の力で困難を乗り切るピーチ姫がかっこよかった。どこかのテレビで「頭でっかちのメッセージ性はいらない」みたいな紹介のされ方をしていたけど、実はこれこそポリティカリーコレクトをしっかり意識した作劇なんじゃないかな。
あとあまりに完成度高くて気づかないけど、吹替でしっかり職業声優のみを起用した結果、普通にノーストレスな完成度の高い映画が完成した点もしっかり評価しておきたい。まあ、マリオくらい知名度があるキャラクターだから、ワイドショーやネットニュース狙いの誰得なタレント起用をする必要がないって話なんだろうけど。
