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四つの壁のMALPASOのレビュー・感想・評価

四つの壁(2021年製作の映画)
3.8
映画『四つの壁』
@東京国際映画祭
トルコ

ピンク・フロイド、ロジャー・ウォーターズがプロデュース!
監督バフマン・ゴディバがプロデュース・脚本・音楽も担当。

クルド人移民の音楽家の主人公は、海の見える最上階のマンションを手に入れ、ローンを支払うために必死に働いている。飛行場でかもめを駆除する仕事もしながら仲間たちと演奏する日々。ついに妻子と暮らす日が来るが・・・。

『四つの壁』はよく小説や映画で使われるタイトル。
悲劇が起き、次々と事態が展開していく中、謎の女が出てきたり、サスペンスとして面白い。男同士の友情も描かれる。

壁といえば、ピンク・フロイド。なんとプロデューサーはロジャー・ウォーターズ。ロジャーは音楽にも造詣があるバフマン・ゴディバ監督の大ファン。
イラクから追放され13年前にトルコにやって来たゴバディ監督。監督がイスタンブールで住んでいた海の見えるアパートが物語のモチーフになっている。

タンブールと思われる楽器などを使った主人公のバンドも気になる。度々演奏シーンが出てきて、ロジャー・ウォーターズがプロデュースしているのも納得。

玉ねぎ入れたほうがいいという料理が気になる。あれはクルド料理なのかな。
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