東京国際映画祭2021その②
売れない女性の映画監督。
韓国で初の女性映画監督の作品「女判事」の修復を依頼され、彼女の足跡を追ううちに自分を見つめ直すことになる。
ここ最近「はちどり」や「82年生まれ、キム・ジヨン」など、近代韓国での女性の生きづらさを描いた映画が多い。
しかし1960年代は女性はより生きづらかっただろうし、映画監督となれば尚更辛かっただろう。
それを現代の女性監督と過去の女性監督が繋げることで、未だに大きく変化してないのではないかという疑念を抱かせる。
妻として、母親として、映画監督として。
主人公はどれを選ぶのか。
逆に女性だから選ばなければならないのか。
でも思ってたより重苦しくはなく、ゆるいコメディ感もあって見やすい。
そんな映画全体の雰囲気に貢献してるのが主人公を演じるイ・ジョンウン。
この人どっかで観たことあると思ったら、「パラサイト」で戦慄の家政婦やってた人か!
パラサイトではあんなに怖かったのに、こちらではザ・普通のおばちゃん感あって良かった。
てか「幽霊人間」は確かにダサいけど観たいよw