MALPASO

牛のMALPASOのレビュー・感想・評価

(2021年製作の映画)
4.0
映画『牛』
@東京国際映画祭
イギリス

ポーグスと牛で食育?
牛しか出てこない。ナレーションもなし。たまに獣医と飼育懐かしい人の会話などあるが、ほぼ「モー」という鳴き声。ずっと聴いていてわかったのは、どうやら楽しい時は高め、嫌な時は低め。
牛だけでこれだけ観せてくれるのは凄い。意外とあっという間だった。90分が子牛に誕生に始まり、メス牛の診断、蹄の手入れなどなどあらゆる牛の世話をありのままに見せる。残酷なシーンがあったわけじゃないけど、途中退席がチラホラ。
食育に繋がるかどうかはわからないが、肉を食べる時に今後この映画が頭に浮かぶことは間違いない。噛み締めて食べよう。

途中流れるのは、ビリー・アイリッシュなどの女性ポップ。エンドロールはガーヴィジの♪MILK。

カメラが写すのが牧場の中ばかりのでいつの時期なのか分かりにくいが、遠くに花火が上がったりして、ああ夏なのかなどと思う。牧場の人がサンタ帽姿のクリスマス時季、流れるのはポーグスの♪ニューヨークの夢。イギリスでは♪ラスト・クリスマスと並ぶ定番。

突然のラストに驚愕!心臓がバクバクした。

誰かポップなポスター作ってあげてー

感動した韓国のドキュメンタリー『牛の鈴音』を思い出した。
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