このレビューはネタバレを含みます
ラストシーンに触れずにはいられないな〜
開くボタン、押せ!押せ!押さなきゃダメだ!って観てる自分の心の中がゴポゴポって波打って、ミンが開けてくれた時に安心でちょっと緩んだ凪に落ちてきた赤。 チチが来てくれたって事実を、真っ赤で真っ直ぐに届けてくれるあの赤
もうだめだあれは。。。
チチと別れた後、このシーンの題名が「最後の面会」で、その通りになってしまったのは父親とではなくチチとのなのか。。とエレベーターが閉まっていくところをミンの背中に写す所から、脚本と映像が上手すぎるとは思ったけど、この最後、フライデーズに誘う一言含めこれ以上ない完璧なシーンだった
映画として技法とかを客観的に見ることと、物語として感情をスクリーンに預けることは、一度に一つ、どちらかを交互にして見ることが多いけどこのシーンはどっちもフルに心が反応した!
最後の2章以外は、淡々といろんなシーンが街の中で起こっている形で、最後にぐっとまとめに来た感じ
終わりよければすべてよしって、終わり以外を軽んじてるように聞こえる言葉だと思ってたけど、この映画についてはリスペクトをこめてこの言葉だなあ
本当に仕事とかって傍のものごとだと思う
世はいつも恋愛時代だと思う