耶馬英彦

オペレーション・フォーチュンの耶馬英彦のレビュー・感想・評価

2.0
 ガイ・リッチー監督は、ジェイソン・ステイサムと相性が悪いのかもしれない。前回の「キャッシュ・トラック」もイマイチだった。
 その前にマシュー・マコノヒーが主演した「ジェントルメン」がかなり面白かっただけに、本作品の間延びした展開は、正直、少しダレた。
 同じくAIの悪用をテーマにした「ミッションインポッシブル デッドレコニング」が出色の出来だっただけに、比べては悪いが、ちょっとガッカリである。
 それでも随所にガイ・リッチー監督らしいギャグやジョークを織り交ぜていて、笑えるシーンもある。悪くはないのだが、それが作品の緊迫感を削いでいるから、ワクワクやドキドキがない。本末転倒だ。
 ジェイソン・ステイサムは「トランスポーター」シリーズの豪胆な主人公がもっとも似合っていた。台詞は少ないほどいい。
耶馬英彦

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