織田

やがて海へと届くの織田のネタバレレビュー・内容・結末

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

難しかったです。

・いなくなった大切な人のことを、わたしはどれだけ知っているのだろうか?
・大切な人がいなくなったことをどのように消化するのか?

みたいなところがポイントなのかなと思ったんですけど、「世界の片面」という要素が(特に後半)押し出されたことで分かりづらかったです。
原作を読んだ立場からすると、すみれがいなくなったことを受け止める上で湖谷がどんな苦しみを抱えているのか。どうして前に進めていないのか。その辺りでもう少し湖谷の一人称的な内面描写があった方がよかったんじゃないかなと思いました。逆に言えば説明不足に見えた主人公にあれだけ多彩な色をつけた岸井ゆきのさんは凄かったです。

アニメーションとドキュメンタリーの部分は「すみれがどんな世界を見ていたのか」を湖谷が知る上での挿入と個人的には解釈。ちなみに遠野くんの扱いが若干雑で残念でした。



🔽感想です(ネタバレあり)🔽
https://eigakatsudou.com/archives/oneday-youwillreachthesea.html
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