ぶちょおファンク

ラブ・ハードのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ラブ・ハード(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2.5

最近ネトフリとの仕事が多いマックGプロデュース作品。

良い点
◯『ラブ・アクチュアリー』と『ダイ・ハード』をパロったタイトル。
ちなみに自分はラブ・アクチュアリーをそれほど評価してないがダイ・ハードは★5の満点にしてるのでナタリーとは趣味が合う。(笑
◯クリスマス・ソング「ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド」は知らないので“歌詞”云々については分からないけど、ふたりがデュエットするシーンはとても微笑ましかった。

気になる点
●ナタリーがジョシュのカノジョ役を進んで演じるようになったのが、少し嫌味で弟ジョシュを負け犬扱いする兄オーウェンへの当てつけきっかけなのが惜しいように思える。
●ジョシュとオーウェンによる“主役”の取り合いが浅ましい。
●“空港”のウザい彼、ラブコメにおいてああいうキャラは物語にもっと活かすのが定石。

☆総評
ジョシュ役のジミー・O.ヤンは最近観た『パトリオット・デイ』に出演してたので記憶に新しく、ニット帽を被ってると達郎(山下)さんに見えてくる!(笑

“外見”と“内面(気が合う)”ということから“シラノ・ド・ベルジュラック”的な古典性、そこに“アジア系”の要素を絡めたのは近代的アプローチと言える。

古今東西のラブコメ、ロマコメのいいとこ取りをした感は否めないがそれでも上手くキレイにまとめ上げ、とても心地いいラストの余韻を味わえた。


2021年318本目(+短編16本)