ぶちょおファンク

BLUE GIANTのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2

見どころ
◯ジャズ・ピアニスト上原ひろみさんが音楽担当。

気になる点
●オープニング・クレジットのアルファベット表記がダサくそれまでの流れや雰囲気に合っていない。
●JAZZで“JASS”っバンド名…。

☆総評
“主人公は類い稀な才能(努力派)”の位置づけではあるが玉田や雪祈が完全に主役を喰い、非常に存在感が薄い・弱い印象。

漫画で“スゴい音”の表現や台詞の説明があれば読者の心の中でそれぞれの“スゴい音”は鳴り響いている。
しかしアニメ化(映画化)され“実際に音”が聴こえてしまうと、少なくとも自分のセンスでは琴線に触れることはなかった。(アンプを経由したゼンハイザーのヘッドホンでの鑑賞)

確かに物語の構成としては熱いと思うしキャラや登場人物もそれなりに立ってはいた。
ただ脚本は秀逸か?音楽はスゴかったか?現在の平均スコア★4.2のクオリティーか?
っと問われればまあ普通(★2は自分の基本スコア)…という感想。

“不特定多数”に受ける要素とはこういうとこなんだろうなぁ〜…というのがよく分かったし、こういう音楽映画で「劇場で観れば良かった」と漏らすヤツを自分は信用しない。

一応言っておくと20年くらい前に上原ひろみさんのライヴに行って、彼女のプレイを初めて生鑑賞し“スゴかった!!!!!”のを今でも鮮明に覚えています。(★5のライヴでした)
ちなみにそん時のライヴ前の会場にはThe Brand New Heaviesの名盤アルバム『brother sister』が流れていました♪

更にちなみだが、今までCDを初めて聴いてスゴいと思ったのは、オリジナル・ラブ(音楽を趣味にするきっかけ)、はっぴいえんど、ハービー・ハンコック(ジャズを聴くきっかけ)くらい、
映画音楽なら自分の“ベスト1”映画でもある『タクシードライバー』のサントラを超えるものを知らない。


2024年26本目