ぶちょおファンク

ピンクの豹のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ピンクの豹(1963年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★1.5 中盤★1.5 終盤★1

見どころ
◯ヘンリー・マンシーニによる秀逸な音楽。
◯終盤での“ゴリラ”の笑いはドリフか加藤茶&志村けんが似たようなネタをやっていたので今作が元ネタなんだろう。

気になる点
●そもそも論として“クルーゾー夫人”は何故…???の動機等が分からないし、ドタバタなコメディーをしたいが為だけのホテルの部屋内にある扉の仕様は何?!


☆総評
“ピンクパンサー”のその存在は知っていたが映画は初鑑賞。

アトラスのゲーム“ペルソナ5”、怪盗作品へのオマージュは多いが、今作もそのひとつのようだ。

終盤こそ畳み掛けるような流れではあったが、期待した“怪盗とそれ追う警部”のスリリングや軽妙な展開などなく、物語の運び方、笑い、演出、編集…どれをとっても“テンポ”が悪く冗長で退屈。
マンシーニの音楽だけが軽快。

山場のドタバタはそこそこ楽しめ、この大オチだから笑えるのかもですが、ずっと妻に裏切られ濡れ衣まで着せられたクルーゾー警部がただただ不憫で不快な締め方でしかなかった。

映画界に多大な功績を残したブレイク・エドワーズ監督、どうにも自分とは感性が合わないのを痛感する映画人のひとりだと確信した。


2024年29本目