しょうやん

ラーゲリより愛を込めてのしょうやんのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.5
試写会での観賞。
上映後改めて加筆予定。
泣いた。頭痛くなる程ただただ泣いた。
終演後、あんなに周りから男女問わず、すすり泣きや鼻をかむ音を聞いた映画は無いと思う。
ハンカチ、ティッシュは必需品。

上映開始後、再観賞して加筆
前宣伝で幡男の「必ず帰る」意志の強さが強調されていたので、後半、その帰国(ダモイ)の方法に涙腺が崩壊した。息子さんが書かれた本もあまり表だって紹介されなかったり、上手い宣伝だったと思う。
シベリア抑留の点では、本当の過酷さを描ききってはいないだろうが、極寒の寒さやラーゲリでの閉塞感は良く出ていたと思う。桃李くんや安田さんなど好きな俳優がいい演技をしていて満足だったが、特に、最初誰だか判らないほどのけんてぃの素朴な演技に「へんなエロエロ感出さないの出来るんだ」と好感を持った。
12/20の朝日新聞に、シベリア抑留当時26才の方の遺骨が、DNA鑑定で判明し、19日遺族に引き渡された、という記事が載った。
終戦したのに抑留され、亡くなった方々の話はまだ終わらない話だったことに驚き、家族の元に帰れず墓苑に納められた沢山の方々を思うと胸が痛む。
しょうやん

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