zushi

デューン 砂の惑星PART2のzushiのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

遅ればせながら観ました。
前作が良かったので自分の中でハードルが上がってましたが、超えてきました!面白かった!

今回、シネマスコープサイズで観たんですが、宇多丸さんのラジオでIMAX鑑賞を推奨されてたので、若干後悔しました…

とは言え、少なくとも映画館で観て良かった!
前作に引き続き、映像と音圧が凄まじかったです。

余談ですが、自宅の43インチテレビ&内臓スピーカーで前作を復習したんですが、映像も音もショボく感じて、受ける印象がこうも変わるのか、と驚いたので、DUNEは映画館で観た方が良いだろうなーと思ってました。
字幕版がぼちぼち公開終了しつつあったので、ギリギリ滑り込めて良かったです。

余談はさておき、本作の好きだったところを羅列していきます。

・ティモシーの演技が凄い
宇多丸さんも仰ってましたが、やはりここが凄かったです。
序盤は前作の儚い雰囲気を引き継いでいましたが、徐々に成長していき、中盤からは英雄のオーラを纏い、終盤の闇堕ち後は狂人のような恐ろしい雰囲気を醸し出していて、その変遷が見事に演じ分けられていました。
また、演説のシーンでは、あの華奢な身体からこんなにも圧のある声が出るのか、と驚きました。
弱冠28歳のティモシー・シャラメ、今後の活躍も楽しみです。

・スティルガーがポール大好きおじさんに
前作では寡黙で厳しい漢、って感じでしたが、本作では手のひらを返したようにポールを寵愛しまくりで、そのギャップが面白かったです。
細かいですが、フェイド=ラウサとの決闘で決着がついた瞬間、「あっ!」みたいな感じで慌てて先陣を切って「リサーンアルガイブ!」って叫んだのがなんか良かったです。

・フェイド=ラウサがキモカッコいい
この人の雰囲気も独特で良かったです。
顔のつくりがハルコンネン顔(?)というか、絶妙で、めちゃくちゃハマり役でした。
本作で退場しちゃったのが惜しまれる。

・本作で唯一まともな人間、チャニ
みんなが狂っていく中、唯一ずっと正気を保っていた、本作唯一の良心ともいえるチャニ。
砂漠の丘の上でのキスシーンは本当に美しかったです。
それだけに、最後は切なかった…。
とは言え、あの負けヒロイン感あふれる表情は秀逸で素晴らしかったです(狂人視点)。

・相変わらずヤバいオカン
ノリノリで教母になり、気づいたら顔面タトゥー(?)だらけになってたオカン、ヤバすぎて笑いました。
てかクウィサッツ・ハデラックって結局何なんですかね。
娘(アニャさん!)のことなんでしょうか。
原作未読なので気になる。

本作で微妙だったところは、

・ストーリー展開のペース配分が謎
中盤までは前作同様、割とゆっくりめに展開していってる印象でしたが、終盤あたりから展開が速くなって、若干置いてけぼり食らいました。
ポールが生命の水を飲んで覚醒して以降、急な展開に戸惑って、自分もチャニみたいにムスッと顔してたかもしれません。

とは言え、不満点はそれだけで、他は大満足でした。

語り尽くせないくらい、他にもたくさん魅力があふれている映画でした。
他の方のレビューとか読みつつ、余韻に浸ろうと思います。

PART3は当然やるんですよね!?
次こそはIMAXで…!!!
zushi

zushi