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劇場鑑賞。面白い部分もあるにはある。冒頭の男女それぞれのシーンで走る新幹線から、家で相手の後を追っていくという前半は面白いし、長回しを基調にしながら、映像の語彙も豊か。幾つもの奥行きのある映像の反復>>続きを読む
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任務を受けてから完遂するまでの特定の時間を捉えた映画という部分では「さらば冬のかもめ」及びリンクレイター監督作の系譜、ワンカット風の長回しという意味では「ロープ」→「ゼログラビティ」「バードマン」と>>続きを読む
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冒頭の過去から現在に至るまでのシーンが白眉。物語の導入、歌とベッドの反復を用意し、母親と姉妹が抱き合うシーンで雄弁な手が手すりで凍てつく流れは物語を予期させる。中盤のクリストフのミュージカルシーンに大>>続きを読む
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「ミスティック・リバー」から「グラントリノ」、そして直近の3作の意匠が含まれていたように思え、集大成だと感じた。そして台詞で言及される「マッシュ」とコンサート場面におけるテロリズムにはどうしてもロバー>>続きを読む
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マッドデイモン演じるキャロル・シェルビーの台詞trust me宜しく信じることについての映画。人、車問わず信じることで物語は加速する。何処か「ライトスタッフ」や「マネーボール」を彷彿とさせる脚本は信頼>>続きを読む
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幾度となく現れる階段や坂の上り下りが社会上の上層/下層に繋がり、透明なガラス越しのショットが画面を暗示し、外側から内側を覗くショットが主体と客体の反転を予告する。水が徐々に溢れかえるにつれ画面からは伝>>続きを読む
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カメラと登場人物動きすぎかも/都合よくいるスパイ/あの短剣のために命を賭したルーク…/何回かのワープ/チューイかわいそう/データ処理簡単/終盤の戦い見ごたえあり/顔を合わせる反乱軍のすがたにちょっと>>続きを読む
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痛切な作品。経済格差を背景に「切り離されること」をひたすら描いていく。プロットの方向性とともに学校の友人や同僚も画面から消えていき、家族も画面から消えていく。世代にも自分のコミュニティにも馴染めず、>>続きを読む
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劇場にて。
ここまで固定カメラで捉えられた映画は久々。冒頭のドキュメンタリー風以外はすべてクラシックなスタイル。画面による切り取り、若しくは柱や衝立により二人の関係性を明示する。スカーレット・ヨ>>続きを読む
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アウトサイダーをモチーフにしながらもここで描かれるのは、マイノリティや異分子、法からはみ出してしまう種の行方という10年代的なテーマと、冒頭とラストのショットの連なりから想起される大きな意味での生と>>続きを読む
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モノクロによる再現ドラマ部分のショットが全てクラシックで段違い。古典的な映画のスタイルと証言によるドキュメントの融合としては白眉であり斬新。9.11の鎮魂歌としても優秀。映画としても一つのピークである>>続きを読む
ウディ・アレン、ティム・バートンを経由して「ローマの休日」へ。早回し/スロー、盲人を案内する際のドキュメンタリー風のカメラワーク、イメージの羅列と伝統的な移動の繋ぎ方の対比など多彩な映像の語法があり>>続きを読む
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映像、演出は古典的。移動の丁寧な繋ぎ、フィックスの映像と手振れカメラ的なドキュメンタリーの混ぜ合わせ。冒頭の鏡に象徴されるアイデンティティの多面性が4面になる後半も面白いし、クレジットに象徴される黄>>続きを読む
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破綻を予期させる細かく揺れる画面で捉えられた仲間たちのシーンと固定されたカメラの動きに映される時代の景色やを血縁関係の対比。前半のタバコや蝋燭の炎も後半の雨やペットボトルによって変わるもの/変わらな>>続きを読む
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@IMAX
プロットはシンプル。宇宙飛行士である父親を追いかけていた主人公が、父親と全く同じ軌跡を辿り、別れた後、父親の人生のその先を生きるという物語。行って戻ってくる話。そのプロットに沿う>>続きを読む
冒頭の牛の群像から引き込まれる。会話劇でスローダウンするものの、酒、銃、女性の存在により人物像が立体的に浮かび上がる。とにかく馬の走るシーンが素晴らしい。「駅馬車」以来の興奮があった。
すべてのパートが凄すぎる。移動の捉え方が余りにも白眉。遠景/近景の扱い、複数の言語が飛び交うことで生まれる立場の同意/反駁も「大いなる幻影」の系譜?
顔を捉えること、移動を繋ぐことに腐心した映像。「波止場」に船から入場し、幕が下りるところで映画が終わるようにどこか舞台劇的。扉や壁といった美術を利用したショット、影、奥行きのある映像、マリア像や妹の>>続きを読む
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ガラス越し、視点ショットからなる映画の暗喩。車でのシーンに顕著な様に顔についての映画でもあり、唯一顔に傷を持ったカートラッセル演じるスタントマン・マイク・マッケイが女性をひき殺す時、顔が破壊される。>>続きを読む
映画に対するメタ視点、足元のショットと境界線越しのやり取り、丘から下る車の反復、幾多のすれ違い、ヒッピー村での西部劇オマージュと映画人としてあることの誇り。タランティーノ監督は最早アウトサイダーでは>>続きを読む
映画としてあまりにも面白い。競技や記録ではなく、あくまで人間の肉体の躍動・運動に特化した本作。始まりと終わりの鐘、聖火ランナーの映像の繋ぎ方もさることながら、トラック競技における横移動、棒高跳びの縦>>続きを読む
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先に良かったところを。本作における道具の使い方と反復するいくつかの場面は素晴らしかった。序盤の主人公それぞれ場面の足元のショットの繰り返し、空に手を翳す場面、窓越しや移動のショットの反復、頬に残る傷>>続きを読む
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中盤以降目が潤いっぱなし。自身の出自とそれに伴う役割を全うしようとする事と、自分から選び取り成就させることの葛藤と軋轢といった主題が素晴らしすぎる。ギャビー・ギャビーに与え、ボタンを繰り返すことで生>>続きを読む
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余りにも古典的。スタンダードサイズ、白黒、90分弱といった作風もさることながら、画面構成の美しさ、静と動を交錯させる画作り、鏡や扉、手のショット、そして何より「顔」への意識。顔の撮り方によって時代に>>続きを読む
プロットと場面転換に断絶を感じるものの、演出が素晴らしすぎる。
手や足への意識、扉の開閉と壁越し、移動の際のカメラワークや映像の繋ぎもあまりにも流麗。足とスキー板を下ろす行為の反復、反対からみた顔が>>続きを読む
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キュートな映画。スマホやドローンからの映像、固定カメラとたまに細かく揺れるカメラ、最も興奮した最初の幻影のシークエンスも含め語彙の豊富さはあるものの、印象的なショットや特別ななにかがあるという感じは>>続きを読む
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前半はとにかく圧巻。細かく揺れるカメラと多角的な映像がもたらす緊張感のなか、扉の開閉、視線、鏡によるアイデンティティの曖昧さ等々、芳醇な演出にすっかり酩酊。冒頭の「裏側」からみた時計や掘られた文字、>>続きを読む
新聞紙を窓から投げ捨てるところから始まる、あったはずのものがない、もしくは代わりに何かがあるというのを繰り返すプロットと演出が白眉。
金で解決云々、盗まれたバッグ等の反転も面白い。車・徒歩での動きを>>続きを読む
冒頭の雪景色の中の鹿からして素晴らしい。木の幹や柱に代表される縦の仕切る構図、二者間の距離、最小限の台詞を引き継ぎ展開する序盤に痺れてしまうし、そこから小道具、光など演出に陶酔しっぱなし。物語が徐々>>続きを読む
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とても静かな映画。4:3のフィックスで捉えられた画面は、風や液体、時計の針や蝋燭、pcの液晶等々、確実に変わっていくものを描写する。そして長回しと反復によって主人公の牧師が如何に変化していくかを伝え>>続きを読む
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@IMAX3D
前作における愛する人を守ろうとすることは世界の破滅を導くといった主題は冒頭のシーンで簡潔に要約され、話が進むに連れ反転していくというプロットが素晴らしい。そしてタイムスリップを使う>>続きを読む
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個人の愛する人との約束を守ること。自身の属するコミュニティに対して誠実であろうとすることは寧ろ世界への破滅を助長するといった、これもまた現代的な問題に取り組んだプロットがまず素晴らしい。結婚式の約束>>続きを読む
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巨大な力を現代において如何に使うべきかというテーマに挑んだ本作。
ここでの敵は、アベンジャーズそれぞれが持つ力の種類、考え方を浮かび上がらせるためだけにほぼ存在する。その特別な能力はあわよくば権力>>続きを読む