モミジさんの映画レビュー・感想・評価

モミジ

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.9

観て良かった!!傑作!

突飛な行動が世界にズレを生み出す構造がド派手なサイケデリックな演出にも繋がり大変映画的な映像美に見惚れますが、反面どこか日常の延長線上のようにリアリティを感じるのは家族ドラマ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.4

面白かったですね
後半のアクションが良かった
ストーリーは10秒でギリギリ説明できる絶妙なラインでした

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.0

映画賛美系の映画って喜劇系の劇中劇が多いですよね
満員の観客がギャハハハってしてるシーン大体ありますもんね

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

「そもそも過度な管理体制で抑圧をするから、逸脱した行為に発展する異端分子が現れる。健全でありたいなら個々人の自由を侵害するな!」という強烈な反全体主義的考えが随所に表れていましたね
いわゆる『狂ってる
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

「こんな感じのハンスジマー初めて聴いたな…」「ハンスジマー、マジ!?」「そこまでやるのかハンスジマー!」といった感じの3時間
出だしからドゥニ監督作らしくヨハン・ヨハンソン的な情緒豊かな雰囲気を作って
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

ハリウッドの永遠のシンボル・ヘプバーン、空想のキャラクターが意思を持って動いているかのようで、ヘプバーンが映すことだけが完璧な画作りを完成させる唯一の方法とでもいえるような存在感
「王女」に名前負けす
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.9

映像美も良く、ストーリーも面白かったんですけど、この映画の根底にある部分がどうにも理解できなくて…
何度も見返していますが、表層に現れている部分がシンプルなだけに「レヴェナントはこういう事を描いた映画
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ボー・バーナムのみんなハッピー(2016年製作の映画)

3.7

insideを見て衝撃を受けたのでこちらも鑑賞
ボーバーナムをまじまじと見るのは2回目ですが、この人はとにかくセルフプロデュースが異様に上手いな、とつくづく思います
insideは一つ一つのカットや展
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.6

ぶっ飛んでますね〜この話…
第九地区もそうでしたが、ラストシーンが毎回悪趣味でサイコパスじみているんですよね(断じて悪口ではないです)、人間が無意識下に制御しているラインを平然と越えてきてますもん
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

4.6

ヨハン・ヨハンソン、ステープルドンの思い描く抽象的な問いが、想像もできない不可避的な滅亡に対する恐怖への内省に誘う。

「資本主義に起因する過剰な温室効果ガスの排出による環境破壊の影響で地球が死につつ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

2.0

子供の頃に見れてたら面白かったんだと思います
成人してから初見だとちょっとキツい

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

ハリウッド史に残るカルト映画……ド級のブラックコメディ……そんな噂を耳にして観ました、今作。
開幕早々問題に巻き込まれて、2時間も上映時間があって、何も解決しない。本当にただ振り回されているリボウスキ
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ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

4.4

コロナ禍の中で思いついたアイデアをポップな曲に乗せた、自宅撮影の音楽コメディ
「アメリカ生まれの特別な白人男性の僕がコメディで世界を癒す」という強烈な歌い出しから始まり、全編社会風刺や皮肉、自虐を天才
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

そのアートワークやあらすじ、輝かしいオスカー受賞実績から『ウインドリバー』の様な本格クライムサスペンスを想像して鑑賞しましたが、想像していたものとかなり違いました

ちょっとした火種がきっかけで、隣の
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.5

ピーターラビットって児童文学原作だと思ってたんですけど、この映画物騒すぎませんか?
「よし、脳みそ停止!」とか言っていい作品じゃないでしょ
人殺して悦んでますよこのウサギ
しかも爆発してるし
面白かっ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.7

〝俺に触れたのは一人
 お前だけだ
 あれ以来ずっと 〟

黒人社会を背景にした、直接的で純粋すぎる愛の話でした、凄く良かったです
純粋な愛は美しい!

ただ、この映画に対する感想は黒人社会に対する認
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.6

予想以上に正統派恋愛映画でした
「あなたは私の理想像に凄く近い!」という女性的視点と「君と理想的な関係になりたい!」という男性的視点の違いが面白かったです(ダビデ像とジャン・コクトーをニコラに重ねるシ
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トロン:レガシー(2010年製作の映画)

2.0

ダフトパンクの二人が中盤に0.5秒くらい登場したところだけ面白かったです

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.4

これは紛れもなくロマンスであり、ミステリアスで聡明で愛に溢れた彼女に惹かれた男のラブストーリーです

この情緒にタコであるとかどうとかは一切関係ありません、なんなら被写体が他の魚とかサメだとかでもこの
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

電車の中で見てて泣きそうになりました
余計な情報を削ぎ落としての12分、なので内容が直球で密度が濃い
悲劇とも家族再生の物語とも社会風刺ともアメリカ批判とも取れそうな内容です
ただ一つ、このアニメをた
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.1

恋愛が順調に進むほど心身共に不安定になるという、面白い構図

多文化の介入というのは、個人においても集団においても共通で変革になります
人間一人で30年も生きてきたら、それ相応の自分の美学や人生観が培
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.8

なんかもう言葉にできないです
完璧でした
美と愛です、それだけ

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.3

生命は海から生まれて、海は地球から誕生して、じゃあ地球はどこから生まれたのって考えると宇宙なんですよね
その母なる宇宙と母親・出産・生命の誕生を絡めた今作は本当に上手い構成だなと感心しました

終始ノ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

ドランの中で一番わかりやすいと聞いたのでついに観ました、ジョン・F・ドノヴァン

「若手人気俳優のジョン・F・ドノヴァン!
人気絶頂の俳優人生とは裏腹に、彼は底のない孤独感に苛まされている
なぜなら彼
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

そういえば記録してなかった
面白かったです
この映画は「バットマンのジョーカー」ではなくて「バットマンのジョーカーの設定を元にしたオリジナル作品」だから、いつものジョーカーを期待してると違和感覚えるの
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

あらすじでわかる通り、BLMと白人警官暴行事件がテーマです。30分で綺麗にまとまってます
主演のジョーイ・バッドアスは黒人差別問題を取り扱った曲を手掛ける事で知られる有名ラッパー!(TEMPTATIO
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ロングショット(2017年製作の映画)

3.8

40分の完全ドキュメンタリーか〜、ドジャース絡んでるし目を通しておくか…というテンションで見たんですけど、いや面白いなコレ
感覚的には短縮版「ハドソン川の奇跡」という感じ。偶然と偶然が折り重なった奇跡
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

「故郷が消えた主人公がノマドになって色々な人と出会うことで故郷(ホーム)ができる(だからホームレスではなくハウスレス)」…って感じのノマド讃美なストーリーだと思ってたんですけど、実際は違いましたね>>続きを読む

マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.3

「愛してる」
「母さんが忘れないように 口に出してるんだ」

「愛してる」をムリヤリ言葉にして、自分を納得させて、言わないと崩れてしまう歪な関係性
愛しているのになぜ自分の秘密を告白しない?愛している
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

ミイラ取りがミイラになるというか、そもそもミイラがミイラを取っているというような映画

ドゥニ監督とポストクラシカルの金字塔・故ヨハン・ヨハンソンの名タッグということで、ドゥニ監督作品特有の異質な空気
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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コールミーバイユアネームに近いなと思いました
ただどう見るのが正解なのかわからなかったのでサブスクに来たら見直します

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

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ちょっと、感情移入ができなかったのでサブスクに来たら見直します

メッセージ(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「未来は分かった方が良いか、分からない方がいいか」じゃなくて「未来が分かった上でその通りの選択をするのか、別の選択をするのか」がこの映画のメッセージだと思います

主人公は運命を全て知った上でそれに従
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