gnspさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

教誨師(2018年製作の映画)

5.0

凄まじい熱量で繰り広げられる、魂と魂の一対一の対話。
死刑囚たちはまさに十人十色で、ほっこりさせられるような会話もあれば、背筋を伸ばさせられるような一言もあり。ただ間違いないのは、一人ひとりが絶望の中
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

2.0

多分一番面白くてスカッとするのは映画が終わった後の話なんじゃないの。
絵面がどうしても地味になりがちだからこそ、もっと1時間半〜2時間以内の短さでメリハリつけてほしかった。無駄に感じた所もままあり、少
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

「弱きを助け強きを挫く」を地で行くおっさんかっけー。強盗に関しては「映すまでもない」って感じで解決してるの最高。ホームセンターのくだりは出色、特にいいのは後頭部に当たる冷たいもの」と「雨」ね!雨!そし>>続きを読む

詩季織々(2018年製作の映画)

3.5

別個のストーリーがリンクしていかなかったのは残念だけど、個々がただただいい話だった。孤独のビーフンと寿姉妹featカマホモと秒速in上海。
CWF製作のアニメは歩道橋が映るだけで切ない。あれはもはやア
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大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016年製作の映画)

4.5

斬新な手法によるアーティスティックなフェチいアニメーションだった。タブーであるはずの「余白を作る」ことで表現を成すという発想がまず素晴らしい。そして物語も美しく、彼女の力強さに胸打たれる。そしてかなり>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.5

意味があるようで、ない。意味がないようで、やっぱりない…と思ったらある!?いや、やっぱりないか…ん?

未だになにも飲み込めていないが、怪作であることは間違いないのだ。
たぶんもう1回見ても飲み込めな
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.0

なんというバタフライエフェクトっぷり、「えーそこまで来ちゃったかー来ちゃいましたかー!」感。語り過ぎずに複数の意味を持たせる技巧に何度も唸らされました。「諍い」の当事者2人を中心に多くの人々の「痛み」>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.0

国立映画アーカイブの70ミリ上映にて。実は初見でした。
「静」の画面のおかげで、とにかく音に身を任せられる、とても心地の良い映画だった。まさに「旅」をしているという感覚。それと同時に、50年前のCGな
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

誰もがみな様々な「顔」を持っていて、それの板挟みで悩むときが多いはず。
そんな中、見てくれでどうしてもハンデを背負ってしまうオギーが、一番素直な「顔」を見せているというのになかなか来るものがある。でも
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

2.5

いい意味で「スケールの小さかった」前作の良さがほとんどなくなっていてとても残念でした。闇の組織とか他の能力者は違う作品でいいんだよ、僕らがアントマンに求めているのは、「父ちゃんがんばるぜ!」なんだよ。>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

4.0

アイアンマンのメカメカしさ+ホムカミのローカル感/2のちょうどよさ。

劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

4.0

田舎から田舎へ。
音使いが本当に綺麗な素敵世界だった。
吉田玲子さんは本当にいい仕事する。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

「普通」に面白いけど、それ以上でも以下でもないです。刺激に慣れすぎてしまった僕らが悪いのか。
ドライデンの武器かっこよかった。

大アマゾンの半魚人(1954年製作の映画)

3.5

ほどよいチープさとほどよい緊張感。ギルマンの気持ち悪さは今見ても褪せてない。

ダークシティ(1998年製作の映画)

4.5

コンセプトもガジェットの厨二感も街のちょっと変な感じも最高。突然の異能力バトルはいらない。

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

あの砂浜が永遠に続けばいいのに。
底辺の底辺にある「家族」の困窮というよりも主題は「生と死」にあるのかなと、ふと振り返って思った。
松岡茉優レベルがわんさかいるJKリフレは一体どこにあるんだ?

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

5.0

あらゆる理由で極限の土地に住んでいる人々の「人生の選択」を容赦無く提示する。

辺り一面雪の荒野で「法が機能しきってない土地」、そこにやってきた土地のルールを知らない女性、主に彼女に関わるのがその土地
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.0

TVシリーズのラストから更に加速する悪夢。ローラの学園ヒロインぶりはあまり伝わらなかったけど、そこは重要じゃないからね。あと見た後に解説サイト見るのは必須。スルーして忘れかけてた存在がまさかの繋がりを>>続きを読む

あさひなぐ(2017年製作の映画)

2.5

乃木坂の面々も中村倫也も良かったけど、坊主のやり口がカルトすぎてノイズにしかならなかった。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

2.5

雰囲気とヒロインの少女に酔いしれることができず、ゴリ押してる感が上回ってしまった。
漢の弔いと最後の仕掛けは良かった、あとモブを大事にしたりしなかったりするのは笑った。

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.5

想像した感じとはちょい違ってた…というか、想像していたよりも遥かにイカれていた。
ゴッサム×戦国を無理矢理成立させちゃう豪腕。そして「無理がある?いーや、やれるんだよ!」って声が聞こえてくる驚きの展開
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.0

第1章同様前半はクソほど退屈だったが、アレがお目見えしてからはしっかり巻き返してくれた。まぁ巻き返しの要因は主にヴァルチャーっていう「見たらわかる、機動戦士やん!」なロボだけど。
あと違和感感じるレベ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

演者も場所も小道具も、全てのルックが最高にカッコいい。脚本もベタかつ外しつつでいて進行スムーズで絶妙。シンゴジに出てたおっさん達も軒並み出てくるので邦画の力の結集という意味でもイイ。名前が覚えづらいの>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃなアクションとめちゃくちゃな時系列で殴りかかってくる超絶ハードコア映画。
時系列と関係性はなんとなく分かってりゃ大丈夫で、とにかくこの映画は「87/Elevenからスタイリッシュさを引いて
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デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

最強で最高のファミリー映画に出会ってしまった〜〜〜
予算増に加えてデヴィッド・リーチ監督力でアクションが質も量もパワーアップしたし、FOXの力もあってかメタネタもさらに大量投下で終始笑いっぱなし。でも
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

逃れられない縁に翻弄されながらも、アイススケートという唯一の救いによって前に進み続けるトーニャはとても逞しい。
だからこそ最終盤の彼女にはね、そうだよね…ってなった。
やっぱりマーゴットロビー美しい。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

どこをどう切り取ってもめちゃくちゃ綺麗な画になるイタリアの景観にただただ感動。
ティモシーのこれが思春期!って演技も良かった。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

前半の韓国映画でよくある毒気強いコメディ、からの一発の銃声から一気に戦慄の展開に転げ落ちて行く。銃撃シーンで素直に「怖い」と思ったのは「ハイドリヒを撃て」以来だった。ポスターで満面の笑みのソンガンホが>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

30分で終わる脚本を最高の歌と演者でカバーした作品。おヒューとザックはミュージカル作品に出てたからともかく、ミシェルとゼンデイヤもとても良かった。
一人ひとりの小さな幸せが巡りめぐって最高の幸せを生む
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

名もなき群衆がいともたやすく行う心ない行為、しかしその中で一人名前を得たものがいたら彼はまた他の群衆に袖にされ…なによりその惨さは人猿のシーンに集約されているなあと…
しかし自発的にこの作品を観た人は
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

マ・ドンソクがマ・ドンソクしてくれているのがどれだけ最高かを教えてくれる映画。
んでもって大ボスがロバート秋山なのにめちゃくちゃ格好良い。夜の大通りを隊列組んで斜め横断するを観て「あぁ…映画だぁ…」と
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

本当に語れないことだらけなんですけど、これだけは言いたい。
ルッソ兄弟と脚本コンビの「ファンタスティック4」は本当によくやりきった!!!!!来年の第4作も頼む!!!!ってあんたらしかもうこの物語は完結
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

5.0

今まで見たMCUの中で一番スリリングかつアツいアクション。拳、謀略、歴史、友情。ルッソ兄弟が一番大事なところを任されるようになった理由がこれを見ればすぐに分かる。
キャップはテクノロジー成分が少ない分
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.0

安定して面白い。もやし時代がモロにCGっぽいのと、最後までエージェントスミスの面のままでいてほしかったって2点は不満だけど、キャップ的アクションには満足。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

「VR世界での冒険」というテーマの作品はこれまでもこれからも多く生まれると思うけど、この作品はその中でも永遠に唯一無二であり続けると思う。
スピルバーグだからこそできる圧倒的物量とアイデアがこの映画を
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