「タクシードライバー」のトラヴィスが、正しくない手法で「正しい」人に出会って社会へ踏み出していったらこんな感じかなあ…という物語。
まずもって「東大卒社会経験ゼロニート」という和彦のキャラが最高に>>続きを読む
まあ、そりゃ技術賞しかオスカー行かないよな…
逆に言えば技術面は素晴らしかった。
けれども残念ながら、上映終わって真っ先に思ったのは、
「パラサイトが作品賞で本当に良かった」だった。
撮影・編集>>続きを読む
んんん〜〜〜〜ライアン・ジョンソンんんん〜〜〜!!!!!たまんね〜〜〜!!!っていう作品でした。
「アレかと思ったらアレかと思ったら…」っていう十八番の裏切りは勿論、やっぱりライアン・ジョンソン作>>続きを読む
試写会で鑑賞させていただき、終映後には監督ご本人によるティーチ・インが!!!
Filmarksさんいつもありがとうございます……!!
いやしかし余韻が凄まじい。あまりにも違う世界に連れて行かれる分>>続きを読む
時系列ごっちゃごちゃにして退屈に感じさせないのはそれなりにテクニックが要る、ということだろうか。
ノーランって凄いんやね…
ミステリーの仕掛けは何重にもあって相当に面白い。疑心暗鬼だけじゃないスリ>>続きを読む
影落ちる「あの頃」。
靴紐も結べない少年は、自らにもたらされてきた「愛」を知る。
もうジョジョくんの純粋さがとにかく尊いんだけど、彼が「ごっこ」から本当に危険な方向へと進まないようにと守ろうとする>>続きを読む
「彼ら」は猫ではない。
ヒトとネコを交配して生まれた「なにか」である。
舞台版は未見。
まずもって絶対に触れておかなければいけないのは、出演された皆さんの歌・ダンス・演技は素晴らしかったというこ>>続きを読む
岡田あがささんオンステージすぎた、これに尽きる。
シンプルに「気持ち悪い」と思わせる圧巻ぶり。
「勝手にふるえてろ」のヨシカ以上のこじらせ女子に降りかかる出来事はありきたり…じゃないぞこれ全然。>>続きを読む
ん〜〜〜〜〜〜〜〜
っていう反応が一番正しい作品だと思う。
まず、レースシーンの臨場感はそうでもない。序盤が一番あって、「おー前めに席取ったのが大正解だったなー」と思ったものの。ドライバーのカッ>>続きを読む
研二の気まぐれにユルくノる2人と、巻き込まれる周囲が織りなす、束の間の青春。
今作の一番の笑いどころは、尺稼ぎも兼ねつつの「間」。最初は緊張感が先行していたけど、重ねるにつれて「何を言うのか!?」と>>続きを読む
真面目な題材と思いきやバリバリの数学スポ根映画!
それぞれ数多の困難に立ち向かう彼女たちの勇姿をファレルとジマーの最強音楽陣が彩る!
宇多さんが「小中学校で見せるべき!」と言ったのも頷ける。
という>>続きを読む
終始眠かった。でもそれこそがこの映画。
何も変わらないわけじゃない、スパイスもある。それでもダラダラと流れる日常に、私たちは生活を築く。
意味ありげなことも、唐突なことも、平凡なことも、全部ひっくる>>続きを読む
つかの間の休息と、緊迫の収束。
残虐なナチの攻撃を前にした、志同じくした彼らの選択には手に汗握らざるを得なかった。
キリアンマーフィーはやっぱり放つモノが違うわ…
という当時のツイートからマーク>>続きを読む
拠り所を失くした人がいかに脆いか。
そして、拠り所が一つしかない人がいかに狂えるか。
じわじわと、しかし確実に追いつめられ、正気を失っていく家族に訪れる結末は。
そして差し伸べられる救済は。
静寂が>>続きを読む
ひと夏の思い出、青春、そして決断…甘酸っぱいようで、とても勇敢。脇のキャラもみんな特徴立ってて良かった。
夜は短しは全然ノレなくて30分で見るのやめてしまったんだけど、同じ湯浅監督作品でこんなに違うん>>続きを読む
最高に泥臭いヒーロービギンズ。
不器用なオッサン×活発なヒロインなだけでも最高なのに、わし大好物のヒーローオリジンもので妥協ない描写に日本要素まで絡めてきたら、そりゃあ面白くないわけがなかったわ。な>>続きを読む
ゾクゾクくる方のホラー。故にワッとビックリさせる系が大っ嫌いというか超苦手な自分でものめり込める。
國村隼がこわすぎて尿漏れを起こした。グロ描写突き抜けっぷりはさすが韓国映画。直近に「ウィッチ」を観た>>続きを読む
私が観たのは映画ではなかった。
今映画館で偶然にも流れて(しまって)いる映像、これは紛れもなく
"""神話"""
それ以外の言葉では表し難いモノだった。
「才能あるろくでもないオタクに全力かけ>>続きを読む
「何者か」になりたかった若者たちのささやかな、しかしあまりにも稚拙な足掻き。
冒頭に「事実に基づいたのではない、事実だ」と宣言する通り、全編に渡ってドキュメンタリーチック。でありながらも4人以外の>>続きを読む
フェーイム!!!!!
殺人鬼ジャックの深き深き闇へと潜る2時間半。
倫理観を一線また一線と飛び越えていく様が最初はとても痛快に映るし、実際に笑い所もあったり。
でもそう思えるのは表面的な行動だから>>続きを読む
2019年はこの作品で映画納めました。
劇場で観るチャンスがあったので、暗いスクリーンで3時間半。
あっという間ではなかったけど、そう退屈はしなかった。
出世と没落、そこで揺れ動く思惑交差する5>>続きを読む
自分が今まで見た作品の中で最もどん底の貧困。
あまりに底も底すぎて、自分たちは「貧困ポルノ」として「こうはなりたくないね」なんていって消費して満足してるんじゃないかと、その心理を暴く働きをしてみせる。>>続きを読む
舞台挨拶付先行上映。
ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ両氏のお話を聞けた+席運恵まれ撮影OKフォトセッションでメチャ近くで撮れた。
笑っちゃうほど滑稽な計画、笑っちゃうほど悲惨な格差。
世界共通の>>続きを読む
これで正しく「彼ら」の物語になったのだと、そう確信と安堵をした作品でした。
「オリジナル(456)の続編」という側面がまだ7では色濃く、8では揺り戻しでそれを断ち切った。
EP9はその中間に着地し>>続きを読む
まず前提として、
このキャラクターシリーズに関して
「子供だけにターゲットを絞ったものだ」
という認識は、まったくもって間違いだ。
…ってことをアバンの丁寧なキャラクター紹介で、各々の特徴と「コンプ>>続きを読む
虚構を限りなく現実に近づけていく「役者」という職だからこその
「つまらない現実より面白い虚構だ」
というファビエンヌの価値観が非常に面白い。
そしてそれと対立していく娘もまた虚構を編み出す脚本家、そ>>続きを読む
尊い…尊い…以外の語彙を失う…尊い…
オスカーくんは美少年ぶりも、エリに一途なところも、いじめっ子に対しているときの嫌そうな顔もすべてが尊い…
エリはオスカーに嫌われないように、そして迷惑をかけたく>>続きを読む
公開当時劇場で観ましたが改めて見返す。
うーむ、正しく「小説」の映像化。「見る小説」だなあと。
セリフは大量のモノローグと会話シーン、情景は映像とモノローグに。
なんというか、ここではしっかり「映>>続きを読む
3D+HFR(120fps)で。
120fpsの映像は、もはや「映画っぽさ」を捨て去るぬるぬるっぷりだった。
「その場にいる」とまでは言わないけど、それと映画の中間地点といったところ。
何れにせよ>>続きを読む
イカれをイカれが、最悪を最悪が塗り替え続けていく。
まさしく「狂乱の宴」
劇中全く絶えることのない音楽。
パーティー音楽独特のアレに重なる、
唸り声・呻き声・叫び声という
「人間の醜悪の塊」が、もう>>続きを読む
TIFFで観た「ゴーストタウン・アンソロジー」きっかけで、ドゥニ・コテ監督の旧作どんなもんかなと思って見たんだけども…
なんか…すげー中途半端だなあ…
ヴィクとフロの熟年百合+田舎の雰囲気攻めとして>>続きを読む
TIFF2019鑑賞作品3本目。
これはコメディなのか、シリアスなのか、はたまたホラーなのか?
まあ結局のところ、
人がおかしくなっていくさまっていうのはコメディにもホラーにも映る
ってことなのかも>>続きを読む
TIFF2019鑑賞作品2本目。
鑑賞後に監督・主演参加のQ&Aセッションもありました。
空っぽな「器」でしかないティーンエイジャーに降りかかる「宗教」の迷い。
タイトルからめちゃくちゃうるさい>>続きを読む
TIFF2019鑑賞作品1本目。
次男を失った家族、兄の町への思いと夫婦各々の感情。そしてあらぬ形で巻き込まれる周囲。
…とかいうヒューマンドラマのようでガッツリSF(すこし不思議)ホラーですねこれ>>続きを読む
満ち満ちた宮殿で日々を送ろうとも満たされない女たちが、各々の「幸せ」を探る物語。
しかしその道に茨を敷き詰めあうのは、他でもない彼女たち同士だった。
まずもって建物も衣装も、めちゃくちゃに着飾らせた>>続きを読む
信じ難いような人道を踏み外した行為をしても、「彼ら」はいとも容易く「神の子に戻ろう」と口にする。
極まったキリスト教(つっても宗派によるんだが)はカルトでしかないってのは「ウィッカーマン」でも描写され>>続きを読む