しみずれいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

風立ちぬ(2013年製作の映画)

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出てくる飛行機の出す音が人間の声による擬態語で想いのある肉体性を感じたな。生きるってことは本質的に矛盾だってことを長らく忘れていた気がする。今観れてよかったな。これは限りある生への賛美歌だ。

ジョーカー(2019年製作の映画)

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シナトラの解釈を極端に煮詰めた結果がジョーカーなんですねぇ

もののけ姫(1997年製作の映画)

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作品全体を通して強烈に感じる「生きろ」というメッセージ。単純な善悪の二項対立によって止揚していくのではない複合的なストーリー。かつてあっただろう日本の原風景にノスタルジーを感じる。こういう総合的な作品>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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永遠に俺の聖域や。。。前席のチュロス臭えギャルが30分おきにブーメラン光らせるのには辟易したが。。物語の美しさは何人たりとも侵せないのさ。。。

パプリカ(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃおもろい!筒井康隆っぽいなーと思ってたらそうやった!なんかうれしー!
色んなエッセンスを吸収して無国籍的に還元した感じの音楽と具現化した夢との調和に圧倒されつつ。道理とナンセンスの分割線を自由に
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残酷で異常(2014年製作の映画)

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おもろいおもろい。こういう徐々に謎がほぐれていく系のやつめっちゃ好き。

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

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アジテーション!日本のメディア流石に耳が早すぎる。準備良いし。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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言葉が今より力を持っていた時代。愛と敬意を持った対話が現代にはもっと必要なんじゃないかと思う。にしても三島先生って気持ちのいい笑い方をするなあ〜少年のようないい眼をしておられた
めちゃよかったなあ

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

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日本のヌーヴェルバーグ。アバンギャルドで艶っぽい演出に60年代末期の強烈に濁った熱さを感じた。p.s ジャン・ジュネ

スティーブの朝(2015年製作の映画)

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かわいい。ちっちゃい時よくカペリート観てたから落ち着くなーストップモーション。

アリスのままで(2014年製作の映画)

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自己の喪失。テセウスの船的な。船が故障するたびに部品を取り替えて、最終的に全ての部品が取り替えられたとき、それは元のものと同じと言えるのかという(例えとしてはナンセンス!)。でも、人は船とは違って他人>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

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アメリカ目線の日本がアジアンテイストをごちゃ混ぜにした感があって良かった。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゴリゴリのスプラッター系かと思って観たらそうじゃなく。
最後の弁護士に対する自らの罪の告白でハッとした。絶対2回観ないとダメなやつ。次どんな殺し方するんやろうとかスーツかっこいーとか表層的なことしか見
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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こえ〜こわいなあ。ハルの赤目レンズとかモノリスの周りの光を全て吸い込んでしまいそうな黒さとかが不安を掻き立てる。やっぱり、ああいう直線でできたものには自然物にはない人工的な怖さを感じる。仮にモノリスが>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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めちゃすきかも。2度と会うことはないやろうなって人と出会って別れることの不思議さを捉えてる。妙を。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

メインストリートじゃない裏道が主な背景なのとループする虹の彼方にと不穏な鐘の音がこの映画の閉塞感に拍車をかけてる感じがする。ただ、小道具の光りかたで絶妙な調和を保ってるのは間違いないな。昨日の残りみた>>続きを読む

ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テーマとしてかなり胡散臭い内容になるはずなのにゴダールのフィルターを通すことで(当たり前ですが)ゴダール的に洗練されてる感じがする。こういう映画観るたびに宗教とか哲学とかその他諸々の勉強不足を痛感する>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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パリ、テキサスか。荒野から始まったものは荒野に帰っていくのが自然なんだろう。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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めちゃおもろい。窮鼠猫を噛むとかじゃなくて、完璧な武闘派メスライオンを襲っちゃったのが運の尽き。無事にイけてよかった。