ギョメムラさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.7

周りの大人たちもなんだかんだ優しい
「なんだかんだ」なのがいい

駅馬車(1939年製作の映画)

3.0

時間の割に群像劇すぎると思う
パズルのハマり具合が微妙

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

そりゃこんだけ刺激的なら4時間飽きないけど、人間を無理やり画面の前に引き留める悪い光線を浴びてる気分だった

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.2

なんかよくわからないところもあるけど、ラストすごすぎて全部どうでもよくなった…

イノセンス(2004年製作の映画)

4.7

ちょっとパプみのある表現が楽しいし、さっぱり意味わからないハイレベル会話劇も心地いい。
「人と物質の境目」ってAIとかと比べるのはベタだけど、「人形」と区別しようとするのはめちゃくちゃ新しいんじゃない
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.8

都会の息詰まる営みと、森林のもののけ姫的な荘厳さが対比されてて面白い。一方で真逆の概念を無理やり合体させてる要素もあり、多様だからこその不協和音が本当に気持ち悪い
北欧だからこそ描ける土地性も見てて楽
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

体臭がない主人公が、自分だけの臭いを手に入れて消える様に死んでいく。
不可視だけど存在を証明できるもののモチーフとして「臭い」を活かしていくストーリーが良かった。

狙ってるのは女ではなく、女の匂いで
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恋の渦(2013年製作の映画)

4.8

人間関係をナメくさってる人が作った感じが最高

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

映画の凄さが光州事件そのものの凄さに依存してるので、事件を知ってるなら見なくて良いと思う

MT車の操作がかっこいい

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.8

あの曲をあそこで流したのヤバかったな……

小さいけど壮大なクライマックスも良い
生を全うしさえすれば、なんか全部ひっくるめて良い人生だったと言い訳できる

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

5.0

ぶっ飛んでるけどあくまで「誇張」であって、家族には少なからずこういう要素がある。地に足ついた狂気は大好き

CUBE(1997年製作の映画)

4.3

前半ぶっ飛びすぎてついてけなかったけどだんだんシステムが明らかになってくのが面白い

説明しない方が上品なんだろうけどにしても疑問だらけではある
算数のパートは普通に難しくてわからない

マシニスト(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

空気感は好きだけど精神系はもうパーフェクトブルーが1番だし、似たオチでもっと巧妙なスペイン映画があるし、事故の瞬間は直進なのになんで左曲がりが逃避の象徴?

ハングマンゲームは初めて知った
めっちゃ悪
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.5

インスタで切り取られた楽園はその実空虚なものだったなんて風刺が効きすぎてる
その後虚偽の告発や主催者のクソコラ流行ったりしたのはTwitterの悪も垣間見える

めまい(1958年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう変態な感じ好きだけどなんか没入できなかった…
・ミッジの役割が謎
・そもそもエルスターが妻殺した動機も謎
・記憶やトラウマを霊的なものに例えるのは割とありがち(これが元祖かもしれないが)
・ラ
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.4

眼差しから逃れられない世界を生きるナルシストを表した…のかもしれないがにしても謎は多い
テーマはだいぶあるあるだけど伝え方がエキサイティングで見応えあった

セブン(1995年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「7つの大罪」ベースの構造も面白いし、それぞれの殺し方がクリエイティブでよかった

ただトレーシーの無駄死にが綺麗じゃないと思ってしまった。人数合わせのために元々の目的がなくなってる
こういうノイズが
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透明人間(2019年製作の映画)

4.8

監督、変なアクションを発明するのが趣味なのか?

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

新しさがベタ。歌詞に「既読スルーが〜」とか入ってる曲聞いた時と似た寒気がする

トゥループ・ゼロ~夜空に恋したガールスカウト~(2019年製作の映画)

4.7

全体的にいい雰囲気。
特にクライマックス凄い。
一瞬飲み込み辛いシーンだけどこの上なくピュアだし、ちょっと綺麗すぎた流れの中でいいアクセントだったと思う。
ここからエンドロール終わるまでの流れずっとカ
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.4

スワンプマン的な「私とは何か」と進化論的な「人間とは何か」を問うてくる。グロ綺麗な映像もいい
もっとそれぞれの専門分野が生かされてたら良かったかも

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

非モテが狂うの銃乱射事件っぽいけどなんで日本刀なんだ?ゲームオタクは漏れなく日本好きだから?ただ痛そうだから?
あまりにもすべてを「思春期特有の…」で片付けるから実話かと思った。

リンクをゼルダだと
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.5

あの展開もすごいけど、ミニマムな空間でちょっとずつ不思議なこと起こるのがジョジョ的でワクワクする。
スタンド使いの正体もいい。

B級なのにすごいみたいな言い方あるけどすごいと思ったらそれはもうA級な
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

面白すぎる!登場人物多いけど、全員しっかり役割あってすごい。利己と利他と絶望のせめぎ合いがリアル

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.3

鑑賞後すぐの感想は「すご!!!」って感じなのに、後々考えると「いや、あれはやっぱおかしくない?」「そんなうまくいかなくない?」ってことがポンポン浮かんで来る。
でもそのときには映画はとっくに終わってい
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.2

人は根本では変われないからこそ、それぞれに天職がある…と感じるいいラスト。出てくる人クズばっかだけど、結局は生まれた環境のせいなんだろうな。
急に話しかけてくる見せ方も面白い。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.5

ものすごい映画ではあるが常に「現在」を追っているので、行動の理由がほぼ「未来に教わったから」に上書きされてるのが寂しかった(調べたらブートストラップパラドックスというらしい)

「時間に殴られた!」っ
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