ARANさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

ストーリーこそ雑だけどカーアクションの真髄を極めてる。どこぞの最近のWSも見習ってほしいね。すごいごちゃごちゃしてるように見えて意外と分かりやすくバトルするから見てて楽しい。みんな死ぬ時はほんとあっけ>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

この映画全体を包んでいる優しくて暖かい夕焼け色のような雰囲気がとても好き。これは日本の映画にしか作れない独特なものだと思う。またこの映画のただ黙々と作業している空間に響く紙の音や鉛筆を走らせる音がすご>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

差別主義者大っ嫌いのスパイクリー監督による差別に対する痛快な皮肉を込めた作品。作中にも登場したけど、D.W.グリフィスによる國民の創生は映画の技法的にはかなり革新的で褒められるものだけれど、内容的には>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

これは映画館で見なければいけない映画の1つ。全編ワンカットの編集により圧倒的な没入感に浸れる。バードマンやカメラを止めるなのようなワンカットのカメラワークとはまた違ったダイナミックな手法を用いることで>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

5.0

ディアハンターと同様にずっと見たかったけれど見ていなかった作品。もっと早く見てれば良かった。でもこの作品を20歳で見れたのはまだいい方かな。戦争映画というジャンルの中で個人的には史上最高の出来だと思う>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

4.0

女怖!男も男でまー女たらしのクズだけど。頭のネジ外れてる同士のかけ落ちドタバタ劇でなかなか面白かった。最初は一目惚れ同士でいい感じだったけどあれをやった後に家に残るか残らんか事件、どうせ金目当てだった>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.2

グラニットマウンテンホットショット隊の消防士とその遺族の方々に尊敬を感じるいい映画だった。こういう映画を通して自分の知らなかった事件を知れてすごくいい経験になったし、こんなに勇敢で最後まで炎と戦った気>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.0

潔癖症で偏屈で毒舌の不器用すぎる男のジャックニコルソン似合いすぎてた。本では人を喜ばせる天才だけれど現実では人をイラつかせる天才。根は優しいんだけれどついつい毒を吐いてしまう、そんな男の甘酸っぱい恋心>>続きを読む

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

題名の明日っていうワードとバディで銀行強盗する映画繋がりでジョージロイヒル監督の明日に向かって撃てを連想して見たもんだからちょっと期待しすぎた感はあった。終わり方も似てたけどあっちの方が好き。ただかな>>続きを読む

サイレンス(2016年製作の映画)

3.6

ドクタースリープのマイクフラナガン監督のホラー映画。真昼間に見たから恐怖は軽減しちゃったけどなかなか面白かった。まず設定が面白いし伏線もしっかり回収してっていいストーリー展開だった。尺も81分と丁度よ>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

3.8

ウラジミールナボコフの小説「ロリータ」をキューブリックが映像化した作品。ロリータコンプレックス、ロリコンの語源となる話。なんか、どっちもどっちな話だったなー。あの年の少女に惹かれるハンバートもあれだし>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.2

こんなんセコいやん、絶対に泣くやん。いろんな犬種のベイリー見れて可愛すぎて死にそうだった。特にコーギーベイリーやばすぎたなー可愛かったー。うちで買ってるトイプーももう年だからそろそろ覚悟はしてるけど、>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.8

かなり無理やりなところも多々あるけど幸せな気持ちになれる映画だから全然おっけー。空港内での二転三転の展開も見てて笑える。ただアメリアの結末だけはどうも納得しないなー、あれで幸せになれるのか。トムハンク>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

最初はザ・ホラーって感じでワクワクしてたんだけど蓋を開けてみたら何がなんだがよくわからんまま終わった。設定がよく分からないし普通に失敗だと思う。ラストもなんか驚かせようとしてるつもりだろうけど本当に意>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.8

はぁ...天才。画の構図に天才的センスが爆発してる。二人でベンチに座って話してるシーンやプラネタリウムデートのシーンの構図が大好きすぎる。プラネタリウムの時なんかは白黒にしてるのを最大限に発揮した映像>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.8

大自然に生きる男はかっこいいな、それがロバートレッドフォードなら尚更だ。過去の大恋愛を綴ったカレンブリクセンの小説がもとの映画。息を飲むような美しい風景と切ない愛の物語。気持ち長いけど充分に見れるクオ>>続きを読む

ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

4.6

なんだよジャック、架空の話なんかじゃないじゃないか。あの小説は全部ジャックの体験談で彼女との思い出の小説だったのね。あの小説のラストシーン。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.6

分かるなーこの三人兄弟の感じ。仲良いんだけど仲良くない感じ、仲良くないんだけど仲いい感じ。自分も三人兄弟だからめちゃくちゃ共感できる。父と母がいなくても3人がいれば大丈夫だよだって兄弟だもん。ラストに>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.5

パンクフォークラップえっとなんだっけ、なんでもいいか、あっとおどろく音楽を。音楽と愛に理屈なんていらないんだよ。感じればそれでいい。カート村田コバーン。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.6

最高すぎる面白すぎる爽快すぎる。ジャンゴやイングロリアスバスターズのような言うなれば逆転劇。流れは映画大好きなタランティーノらしいアメリカ映画の典型。結局それが一番面白いんだよね。めちゃくちゃやってる>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.5

ビバリーヒルズコップのマーティンブレストとロバートデニーロ!面白くないわけがねぇよ!!賞金稼ぎのジャックと横領犯のマデューカスが逃避行してる間に築かれる2人の友情がなんとも最高。FBIとモーズリとの追>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

一昨年の是枝監督の万引き家族のパルムドール受賞に続いて昨年もポンジュノ監督が韓国映画としては初の受賞。2年連続でアジア映画が受賞するというのは喜ばしい。アカデミー作品賞も獲得!素晴らしすぎる。万引き家>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

気抜けたおちゃらけヒーロー、DC版デッドプールとでもいうのか。なかなか面白かった。アクションシーンはもちろんだけど家族愛の描写もまーこんなもんで充分だと思った。軽すぎず重すぎずって感じで気楽に見れる。>>続きを読む

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

4.0

ダルデンヌ兄弟の映画の音が大好き。監督の映画はいつも通りの日常の雰囲気の中に緊迫した状況を当てて見せてるから飽きないのはもちろんだし、エンドロール然りBGMを全く使わないから映画を映画として体感するん>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

ノアバームバックのラストは希望に満ちているから好きです。二人ともすごい魅力的で人間的だったからとても感情移入できた。役者さんって本当すごいよなー。

ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.2

めちゃめちゃおもろい!予想してたより全然良かった!ストーリーはもちろんアクションシーンでの興奮する演出とかカメラワークとか洗練されてて毎回のゾンビとのバトルが見てて新鮮で飽きなかった。シンプルなんだけ>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

北条すずさんというこの世界の片隅にいる一人の人間の暮らしを描いた物語。2時間という間だけれどすずさんと一緒に暮らした、そんな短い時間でもすずさんという人はおっちょこちょいだけど可愛らしくて素晴らしくて>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.2

うぅ東野圭吾...容疑者xの献身といいなんちゅう物語を書くんや。全体的に砂の器の雰囲気を感じたけど個人的には砂の器よりも好き。小日向さんあの人本当すごい俳優だよ、極悪も極善も完璧に演じれる人なんてそう>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.2

じじいが出てる映画には弱いんだよなー、すぐ感動しちゃう。いつかはあれもこれも君もお前もたばこも全てなくなる、全部無になる。じゃあどうすればいい?微笑むのさ。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

地雷って本当に悪魔の兵器だよな、おおよそ人間が考えうる最悪な兵器な気がする。そんな地雷を扱ってるから終始緊張感に包まれて見るだけで体力消耗した。軍曹が少年兵を憎む気持ちも分かるけれど憎むべきは戦争その>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

事実に基づく映画ではあるが作品内で取り扱ってる事件のことではなく、ウインドリバーという強制的にネイティブアメリカンが住まされている土地での女性被害の事実についてのこと。ストーリー上の人物の感情もしっか>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

バンブルビーとチャーリーの人生をつなぎ合わせて上手くストーリーを作ってた。作品において一番重要な伏線も様々に散りばめられて綺麗に回収してたから決めのシーンがより一層際立って見れた。まー突っ込みたくなる>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

ひっさしぶりの視聴。流石に最初の衝撃は超えられないけれどまた違った味を楽しめた。映画オリジナルの脚本だからこの話を小説化してもっと詳しく深く読みたい。名前もまたかっこいいんだよなーカイザーソゼって、厨>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.6

これぞアメリカ映画!こういうのでいいんだよな映画って、こうあるべきなんだな。約2時間なのに登場人物一人一人に焦点を当ててあれほど感情移入させられる映画は滅多にない。素晴らしい映画はあまりにも現実と違う>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.6

ケイパーものにはお決まりのメンバー紹介冒頭ミッションにしては妙に長ったるかったりして最初はあれ?つまんなくね?って思ったけど、さすがマイケルベイ中盤と後半にして一気に持ち直した。衝撃的な展開を見せるこ>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

双方に非があるけれど双方に同情できるから裁判は見てて辛かったなぁ。父親は家族を養うため仕事を熱心に頑張っていたとは言えど妻と話し合ってあげなかった、母親は夫が仕事ばかりしていて自分や子供に無関心ではな>>続きを読む