010101010101010さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

3.0

見沢氏については何も知らず、ただヤバそうな映画だという気がして、鑑賞。
すでに氏のことを知っている方からすれば、真新しさのない内容かもしれないが、個人的には、こんな人がいたんだと知れてよかった。

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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

2.0

かなりエグられる。キツすぎる。

俺が知ってたフィッシュマンズは、ポリドール時代からの数年だけだったが、いまだに観るのも聴くのもキツいし、これから先もキツいんじゃないかと、改めて感じる…。
90年代後
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

ヘビー級。キツい。のだが、約三時間、見れてしまうのは、モノクロで、ある種、黙示録的なまでの、静謐な映像美、によるところが、大きいかもしれない。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

ノリのいいスケボー映画だと思って見始めたら、なかなかの重量が出てきて、自らの消し去ることのできぬ傷を癒すために撮る必要があった作品だったのだと感じさせられた。

ひとりひとりが、傷を抱えている。それを
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

デヴィッド・バーンの体力がやばすぎる(笑)
最後、楽器すらなくなっていくのがいい。
なぜ、これをスパイク・リーが撮ろうと思ったのか疑問だったのだが、この辺から、ようやく推察できた気がする…。
チャリを
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宵待草(1974年製作の映画)

3.8

神代映画の中でも、かなり好きな方にランクイン。

冒頭から、小雨降る「昭和の」町の景色が実にいい。
草津への道って、あんなだったの?!芸者遊び!馬と自転車の対比!首吊り自殺見ちゃった!真剣での舞い!
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名もなき人々の戦争(2021年製作の映画)

4.5

この映画、「現代史」の時間に見せるといいと思う。
この国のクレイジーな歴史が、非常によくまとまっている。
こうして戦後、今度は「米国の植民地」として今に至る、というわけだ。(その後、日本(人)がいかに
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春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

4.5

「美学」に走るスタイリッシュな鈴木清順映画しか知らなかったのだが、その比じゃなく大事な映画だと思う。その中でこそ、清順マジックが一層冴える。

忘れがたいのは、爆弾や銃弾の中を、無我夢中で駆けてゆく女
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軍中楽園(2014年製作の映画)

4.5

映画好きなら、「帰らざる河」(原曲はマリリン・モンロー)が聞こえてきた時点で、「おや?」と感じるんじゃないかと思うが、この過去の名作で掲げられたテーマ(それこそ「一度渡れば決して戻ることのできない一本>>続きを読む

菊池エリ 巨乳(1986年製作の映画)

3.0

ウォン・カーウァイ映画の切なさに少し近いものを感じる。
80年代の東京の空気が、その切なさをいい感じに彩っている。
新宿の路上のバー。あんなの本当にあったの?(教えて、エロい人!)

菊池エリさんは、
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.5

権力者暗殺の映画。
元同志だったからこそ、余計に許せなかったのだろう。

革命家としてのキム・ギュピョン…、いや、しかしこれは「感情的」になされたことであり、計画性がない。その先のヴィジョンがない。そ
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

2.5

too much...
アクション(戦闘シーン)が見たいわけでも、ヒューマンドラマ(愛の物語)が見たいわけでもなく、AIとかメタバース、ポストヒューマンとその倫理について考察する材料にでもなれば、と思
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

2.5

アクションとエロスが強め。
特にCGを多用した戦闘シーンのやりすぎ感は笑っちゃう。
相変わらず、音楽がクソ。
(エンディングのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは最高)

預言者も機械でした。へぇ〜。
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

三部作ではあるが、個人的には、この一本だけでいい。
アクションには興味ないのだが、ポストヒューマン時代について考えるきっかけをくれる。

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.0

狂おしいまでの情熱で時代に抗いながら描きつづけた「画狂」、北斎の生涯と誠実に向き合った二人の役者(柳楽優弥と田中泯)の鬼気迫る演技と、金にモノを言わせてそれを時に劇的に、時に端正に脚色、演出、撮影した>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.5

名作中の名作。
切なすぎる。戦争によって引き裂かれた、というところもあって、余計に胸が苦しい。
必ずしも男を責めることもできないし、また男の今妻にしても、こんなことなかなかできんよなぁ…と思う…。
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山猫(1963年製作の映画)

4.5

こういうのを「名作」と言うんだよな。文句のつけようもない。
惜しみなく贅の尽くされた作品であり、三時間という長さの中に一切のムダもない。完璧と言っていい。
(むろん、この作品を存分に楽しむには、ある種
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パラサイト(1998年製作の映画)

2.5

なんとなく観はじめたら、思いがけず目が離せなくなってしまった…のだが、ちょっと気になる点が幾つか…。

的外れな意見だったら申し訳ないのだが、あのさ、このパラサイト(寄生生物)=エイリアンは恐怖や不安
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星の子(2020年製作の映画)

3.3

大事なテーマを扱っていると思うし、伝えたいことはちゃんと描かれてはいる。
(宗教二世の問題…、疑問を感じたり心底辛いことを経験しつつも、家族が大切であることは事実、というところで揺れ続ける人もいるだろ
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バット・オンリー・ラブ(2015年製作の映画)

3.5

上質な深煎りコーヒーのような、渾身の作品。

カットのつなぎなど、ちょっと古い感じはしたが、何といっても、色気とダンディズムの説得力、。それにロケ地もいい。

監督兼主演男優、言葉が話せなくなったこと
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ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

3.5

タイトルに込められた何重かの意味、想いを感じる。
悔しい。観ていて、悔しい思いになる。
決して北朝鮮のことばかりではない。自分勝手で無責任なこの国と、安易な自己責任論で責めたててくる人々。

最後のあ
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ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身(1998年製作の映画)

3.0

90年代の空気がいい感じなピンク映画の名作。

いきなりのセックスシーンに驚く。ぶしつけに出るタイトル。そして次のシーンでいきなり煙だらけの部屋…、ベッドに飛び上がる男の姿も印象に残る。
重すぎず、軽
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マタンゴ(1963年製作の映画)

3.5

極限状態における、倫理を問われる映画。
誰が正しいのか、誰が正しくないのか…、自分だったらどの立場に立つことができるのだろう…、そんなことも考えながら見る。

と同時に、すべてが精神錯乱した男の妄想と
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人妻出逢い系サイト 着信音に感じて…(2003年製作の映画)

3.0

文芸作品みたいな雰囲気。
個人的には、絡みのシーンはなくていい…。
しみじみとした気持ちになった。

一定期間、目が見えなくなった男。録音された朗読の声。
「その人」との再会。

鈴木治行の音楽。
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ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記(2019年製作の映画)

4.0

彼女のように、素朴に、まっとうに、知りたいという想いや好奇心とともに、自分の足で出向いたりしては話を聞き、考え、自分なりにできることをやろうとする、そんな姿、そんな言葉に、我が身を反省させられる。彼女>>続きを読む

甲野善紀身体操作術(2006年製作の映画)

3.5

(メモ)
・常識的な力学とは違った世界がそこにあり、そこから人間とは、生命体とは何かを実感をともなって考えたい。
・「捻らない、蹴らない、ためない」

・「起こり」そのものをなくす
・足裏が地面から少
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

この映画、やっぱ完璧だわ。
観たの五回目くらいだけど、衝撃度がまったく薄れない。
何度観ても、途中でウトウトしちゃうんだけど、最後、生理的に涙が流れるんだよな、意味分かんないけど…笑

美術と構図のヤ
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.0

驚異的な作品としか言いようがない。
これは一体どうなっていて、何を見させられているのか。

ひとことで言えば、「虚実皮膜」ということになるだろうか。
どこからどこまでが演技なのか分からない…、というか
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