ともゆちさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ともゆち

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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.5

台詞が別撮りで付け足されてるのか誰の発言なのか最初分かりにくく戸惑ったけど映像の美しさとテンポの良さで2時間半に感じなかった。マルケータの天使感と対照にコズリーク達の粗野な荒くれ者がそれぞれキャラ立ち>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

今週末は良作が出過ぎて時間が間に合わない…
HAIMがまたインディーオシャレ界から頭ひとつ抜けてしまった。アラナめっちゃ良い。しかも家族全員ほんとの家族。ワンアポのあの時代のLAヴァイブス全開なとこも
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.8

たまに自分の人生と同じタイミングの映画に出会うことあるけどこれはドンズバでした。

人生の一本のフランシス・ハとかなり通じるところがあり、フランシスはかなりダメダメで最終的にダメなりに生きていくことを
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

ベイビーブローカー観た直後に観るべき映画ではなかった。同じ養子縁組の話なのにここまで違うんかとちょっと笑う。予想に反してガスライティングものだったので終始この娘に胸くそを感じていたんだがよくできてた。>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

韓国舞台であってもとても是枝作品らしい優しい映画だった。ちょうどアメリカで人工妊娠中絶の話題がある中で公開されたので期せずにタイムリーな作品になってしまった。

この産む産まないと選択肢と育てられるか
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.3

実際の火災発生時の映像に鳥肌…記者の視点がメインかと思いきや途中から新保健相が改革しようと奔放するも上手くいかない苦悩がメインに。あんなけ中で変えようとする人がいても、最後は国民の後押しがないと何も変>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

じっくり丁寧に仕上げたんだねって感じる評判通りの良作実話ベース。

デュポンの悪名は世界大戦中のやつでちらっとしか聞いてなかったけど、この映画みたひとは今後デュポン製品買うことできやんやろと思うような
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.5

ジョーカーのラストの続き in メキシコみたいな、あの終わり方にカタルシス覚えてた自分は終始居心地悪く…とにかく救いのないエグい展開とシーンが続いたので人には全然お勧めしないんだけど間違いなく傑作かと>>続きを読む

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.1

教養としてのサムライミ。今観るとさすがに、、なとこはあるのだがこの当時の登場人物全員浅はかすぎる行動するあちゃちゃ感と昔ながらのお手製グロ描写とか今振り返るから味わい深いものもある。

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.6

The VVITCH大好きなので期待してたらこっちも大好きだった。登場人物ほぼ2人なのに2人とも頭おかしくて最高すぎる。フロイドが観たら大喜びしそうな出し惜しみ無きたくさんの男根メタファー。おれの蟹が>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

4.4

大好物過ぎる暗い北欧スリラー。冒頭の娘に銃向けるところから一気に引き込まれたし、情報によって登場人物の印象がどんどん変わる感じも大好きです。

思春期少女の大人になる瞬間の映画では最近観たハッチングと
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

とにかくトムが最高だった。あの再会シーンの表情とか、過去に対する負い目とか、いつものトムスマイルとか、トムの演技がトム史上最高塗り替えたんじゃないかいトム?

世代も違うので一作目に強い思い入れは無い
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

本編で土砂降りの涙を流し、解説を聴きながらもう一度号泣し、歩きながらいろんなシーン思い出して涙ぐむ、何度でも泣けるお得な映画でした。

彼女の権利、彼らの決断(2018年製作の映画)

4.0

多分しばらくこの話題が重要になりそうなので勉強。こうやってみるとアメリカも本当に宗教を基盤にした国家なんだなと。プロライフ側の理屈がやっぱりどうしても理解できなかった。どこの時点で子供かの議論は宗教や>>続きを読む

我々の父親(2022年製作の映画)

4.0

こんな胸糞話がドキュメンタリーなんてちょっと辛すぎる。。。ただのサイコ野郎かと思いきや白人至上主義的なカルト信仰も合わさってて、さらにそのコミュニティに守られてるのも胸糞すぎる。その後の同じようなこと>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

男として観てるのが辛すぎるのに映画として最高におもしろくて公開時みなかったのを非常に悔いている。

終わった後色々考えすぎて外を歩き回ってしまた。ネットと音声メディアの解説や感想に触れると納得できるも
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

マイクミルズ大好き人間だから超楽しみにしてたし、やっぱりマイクミルズ感たっぷりで期待裏切らない出来だった。どんな楽しいことも冒険も、子供は薄ぼんやりとした記憶でしかなくなっちゃう切なさと、それでも親は>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

ゴジラ以上に思い入れが強い自分のせいなのか、どうしてもテレビシリーズの引き伸ばし以上のものを感じれなかった…

懐かしい効果音とか怪獣の鳴き声、画面のザラつきは観てて楽しいんだけど、そのファンサービス
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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

マリグナントからのジェームズワン繋がりで。ホラー苦手がゆえに超激グロだと勝手に思い込んで忌避してたけどそういんじゃなかった。ちゃんと謎解きが楽しい話だった。オチめっちゃいい。やっぱソウの造形コワイので>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.6

ちゃんと想定外のキモさで満足。後半にドライブする系なので前半力まずにみたほうがよかったな。

夢の中での殺人オチにまだこんなパターン残ってたのか、それとも既出なんか、家の電気つけるのも消すのもトイレも
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.5

この映画はファシズム・プロパガンダ映画のパロディであってバーフォーヴェンはガチでやってるんじゃないんだよって解説読んでようやく理解できた。すまんやで。最初に知ってればもっとモヤらないで観れたはずだった>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.7

個人的にやはりぶっ刺さりでしたよ。しかも思ったよりダメージをくらわず悶えるほうが多かった。観た人の恋愛個人史と年齢でかなり感想が変わるのではないか。

この映画のセリフとかちょっとした仕草なんかに過去
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.8

こーれは観れて良かった、、台詞ゼロの静謐なおしゃれ映画なのね、で全然終わらなかった。

ヒロイン(ジーナらしい)の真っ直ぐ見つめる目とお父さんのしかめ面にひょうきんなロシア人、みんな顔だけで雄弁すぎて
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.3

監督インタビューの「世界が危機的な状況のなかで、人間らしさを保つことの大切さを描きたかった」を100%感じられる希望にあふれた素晴らしい映画。とうもろこしの島もすごく好きだったけど、こっちのが会話劇と>>続きを読む

ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

4.0

アメリカ的ルッキズム≒自分の一番慣れ親しんでるルッキズムの変遷と崩壊がとても分かりやすかった。ポップロックの音とあの半裸全裸マッチョCMは今みたら笑うけど20年前はまだカッコよかったし価値観の変遷って>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

遂にみれた。映画賞とって情報ながらてくるのもシャットダウンして上映時間も内容もほぼ無で臨んだら予想以上に良すぎてかなりくらってしまった。くらいすぎて帰り道はイヤホンなしで余韻に浸ってたら酔っ払いに絡ま>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

良い意味でとても気持ち悪い映画だった。。自我が抑圧されちゃう気持ち悪さと自我が飛び出して抑制できない気持ち悪さが良い感じに交差してたように感じたけど人によってはただ不快な気もするので自分はラッキーだっ>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.5

やっぱカラックス最高でしたー!っていう準備をしてたが故に、ちょいと外角低めボール半個はずれてた、みたいな気持ちになったのは否めない。

のだけど、総じてアダムドライバーが狂人すぎて怖楽しかったし、笑っ
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.7

意味分からんくて変なのに楽しい。

花食べながらゴジラの歌かかってくるとこの勢いが一番好き。全身タイツからの技見せからの突然の合体だし、最中の擦り切れるような声が気持ち悪いし最高だったです。

バンド
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失楽園(1997年製作の映画)

2.8

当時の人はこの映画をどう受け止めてたのかキニナル。中年男の夢、以上のものが感じられず無念。タイトルが聞き覚えあるからか名作だと思ってハードル上げてしまってた。

”えっちな”って会話で聞くと凄く不自然
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.8

超絶好みなジャパンノワール。映画館で観なかったことに負い目を感じつつやっぱ最高や。鈴木亮平たぶんリアルではいい人なんだろうけどこの役サイコすぎて輝いてた。虹郎くんの犬感も可愛い。

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

4.2

観終わったあと若干のショックを受けた系。コメディなのに。男性優位社会で男性として過ごしてる自分の自覚/無自覚的な驕りというか傲慢さというかそんなものを突きつけられた気がして観終わったあと、あのラストか>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

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これもあんまり好みではなかったけど場面場面で不意に思い出す系。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

観終わったあとはおもしろかったなーくらいだったのに、しばらく時間が経ってもいくつかの場面不意に思い出すし今日は夢にもでてきたナニコレ