ゆうゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.0


自分の存在意義を見出すおはなし。
ライアンもジョディカマーの顔面も
この手の作品もやっぱ苦手だと再認識。
前に「ガンニバル」を一気見の合間にこれ
観て あっちは目ギンギンだったのにこっち
は始まって
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.7


夏に飲むサイダーのようにシュワシュワ
した瑞々しさと嬉しみが溢れる、ふたりの
付かず離れずの可愛らしい距離感は周囲
にも認知された愛おしい関係性。
プールでの秘密の告白 夏祭り 花火と蛍
待ち合わせ
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恋の秋(1998年製作の映画)

4.1


大切な人に開かれる恋の兆し、
いちばんうれしくて
ほんのすこし複雑な哀愁をにおわす
センチメンタルな秋の夜長
どこか鼻の奥がツンとして心がぎゅっと
なるのはなぜだろう…
って感じなイザベルの表情にや
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.9


ひとを誑し込む魅力的な才を持ち合わせた
男の上りつめた欲望と 辿りつく因果応報、
それはタロットの導く避けられない不運だ
ったのか 欲の果てに陥れた魂たちの呪いな
のか。大切なものを手に入れながらも
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夏物語(1996年製作の映画)

4.0


甘酸っぱい潮風を浴びて語り歩く
夏のバカンス
中学生なみに揺れて移ろう優柔不断な恋心。
かがやきの異なる魅力的な海賊の娘たち
とのくすぐったい距離間に翻弄され
おあずけ食らったときめきの恋の島

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RRR(2022年製作の映画)

4.5


絶対死なない無敵なふたりの友情と絆、
全シーンクライマックス級な 世界中の絶叫
マシンをたて続けに乗ったみたいなこって
り具合に疲労感よりも高揚感がすごい🔥
そして胸熱なナートゥ♡何あの破壊力最高。
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.7


"実話から着想を得た物語"

やばかったですベネデッタ😇
何がって 本人が。

崇拝するイエスキリストの花嫁になった
(と思っている)彼女の妄想とも 単なる
思い込みとも思える揺るぎない本気が
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冬物語(1992年製作の映画)

3.6


自分をおバカだと言いながら 感性の赴く
ままに自由に生きるヒロインの奔放な色気
とマヌケな可愛らしさにみんなメロメロ。
自分を愛してくれる男子たちのそれぞれの
魅力によろめきながらも きらめく夏の名
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夜警(2021年製作の映画)

4.0


夫婦に巻きおこる一夜の悪夢を走馬燈の
ようにモダンに映すモノクロアニメ。
妖艶なパーティーシーンはジブリ味があっ
たり どこかシャイニングを思い出す。
セリフはないのにとてつもなく耽美な
醒めない
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます


死ぬ権利を獲得した日本。
先日の「ピンククラウド」ばりに 近い将来
ほんとに起こりうるかもしれないディティ
ールのこだわりにリアリティがあり 短絡的
で事務的な死への向き合い方に薄ら寒さを
覚える
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0


寂びれた草原の海原にぽつんとふたり
ニコイチの彼らはまるで
乾いた緑に咲く小さな花のように
やさしい悲しみの色を帯びていた

指をくわえる あの恍惚とした刹那
抑えられない衝動と抗えない欲望への葛藤
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.6


ふたりの記憶を彩る
質素で最高なラブレター♡
すんごいブスだったけど笑

⁡自身が蟠っていた場所から距離が遠のく
のに比例ししだいに広がる視点 解ける心、
そして大きくなる旅の相方の存在。
⁡ファ
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恋する透明人間(2020年製作の映画)

3.9


赤面症を抑えるために飲んだ汁で
透明人間になっちゃったドタバタ劇

好きなひと見て頬がみるみるバラ色に
なっちゃう主人公が可愛すぎる
彼のあの手この手の変装がいちいち愛らし
くて しかも思わず吹いち
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ジョーイ(2020年製作の映画)

3.8


孤独なピエロの素顔は…?

カフェで意気投合した女性との盛り上がる
恋の途中で彼の素顔を知ってしまった彼女。
オチは分かりやすいけど分かっていても
グッとくる。
彼の目が明らかきらりと潤んでいて
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いつか王子様が現れて(2016年製作の映画)

3.5


ウェスアンダーソン味あるカラフルで
ポップなショート💛♥️💚
出会ったふたりの急展開がキュートだし
クセのある少女や馬? も毒々しくていい。

監督は「クレールの刺繍」の赤毛のあの子。
そしてそして
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光復(2021年製作の映画)

4.1


ひとりの女性が雪だるま式に不幸を
纏っていき 闇に転がり落ちていくなかで
一筋の光のように垂らされた蜘蛛の糸。
たくさんの苦しみを知るなかで最後に
掴んだ糸の先にあった光

浄化されたような安息の地
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ブラッド・オレンジ(2021年製作の映画)

-


MyFFF終了間際で選んだラスト1本。
観た人達の 終盤にかけてのどよめくレビュ
ーが気になり今作をチョイス。なのに始ま
ってすぐに寝てしまい 目が覚めたら若い女
の子がキレイな胸を露わにしていて
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永遠の愛(2015年製作の映画)

3.8


"チューリップも花開く"

歳を重ねてもときめく気持ち、まっすぐな
情熱と澄んだ恋心がふたりの乾いた気持ち
を潤し閉ざされていた想いの蕾がゆっくり
と開花する

おじいちゃんおばあちゃんの恋物語。
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獣を解き放て(2021年製作の映画)

3.7


森に導かれるように迷い込んだ見知らぬ男
女。森の神秘 魔性が人間の本能や性(さが)
を解放し剥き出しにしていく。
昨年のアニメ作品「強く抱きしめて」を思
いだす展開だったけど 実写だととてつもな
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僕たちの城(2021年製作の映画)

4.8


夏の終わり、ふたりだけの自由を得た兄弟
の実話ベースの物語。眩い映像美の中に見
え隠れする残酷な背景、ラストのやるせな
い展開に涙腺崩壊。繊細な物語をリードす
る2人が可愛くてしかも上手い。

"僕
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ティタン(2021年製作の映画)

3.1


男子ってやつは…
よく見聞きする男の子あるあるがつまって
たけど ママ目線でみると色んな意味で痛々
しくて目を背けたくなる

港町マルムスク(2021年製作の映画)

4.2


ほんとに素敵な港町💛
フランスは景観まで多彩で奥深い。
長閑な街の魅力を余すとこなくコミカルに
描きだし 白い街 青い海にふたりの個性あ
るカラフルなファッションが映えて目が喜
ぶ。内容は付録的に
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海辺の女(2022年製作の映画)

3.4


非日常の空間で変わる視点 広がる視野、
水面に漂うヒロインの凛とした美しさに
見惚れるも 期待したよりは冗長で退屈。

彼女が踏みだす新たな一歩 その手前、
女性の自立の物語

バイバイ(2021年製作の映画)

4.8


すれ違った恋心 届かなかった
300頁のラブレター
果たされなかったおっぱいの約束、
あの日の気持ちが蘇るチョコクッキーの味
後戻りできない甘くほろ苦い記憶にバイバイ

"あなたは私を忘れるでしょ
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パロマ(2022年製作の映画)

3.8


大切なひとの骨壷と旅するパロマとトラッ
ク運転手のおじさん。
何も接点のなかったふたりが 偶然だけど
必然のように出逢い気持ちが折り合うケミ
にきゅんとなる。
パロマの華やかな七変化、自身を彩り旅す
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マリアンヌ(2021年製作の映画)

3.0


バスの転落事故から子供たちを救って
取材を受けるヒロインと彼女から欲しい
言葉を引き出そうと執拗な取材側の女性。
お互いの気持ちがまったく噛み合わず
深まる陰の空気が重い。
はじめはヒロインが湖で自
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そりと友情(2016年製作の映画)

3.0


真っ白な子どもの心は良くも悪くも
身近な大人(親)の色に染まりがち。
だけどほんの少しのきっかけで 積もって
いた偏見は簡単に溶かすこともできる、
その子どもたちの柔軟な透明性が尊い

幻想的な雪景
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春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

4.0


季節の移ろいとともに
人の心と生命もまた巡る
たくさんの過ちを知り いのちと向き合い
冬の厳しい苦行を乗り越え
ふたたび訪れる春の訪れ 輪廻転生

湖上に浮かぶ寺の 表情を変える神秘は
素晴らし
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疑いの中で(2019年製作の映画)

3.6


いま流行りのルフィみたいで後味最悪。
青年は 生い立ちとか関係なく元々性根が
腐ったゲス野郎に見えたけど。

'おばあちゃん映画'好きだし 序盤のチェコ
の街並みがとても素敵。家具や日用品もア
ンテ
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春のソナタ(1989年製作の映画)

3.9


4人の泣いたり怒ったり ほんの些細な
感情のゆらぎはまるで花々をわたり舞う
蝶の移ろいのよう
それぞれに魅力を放つ3人の女子たちの
個性は 春を彩る鮮やかな花のように眩しく
時に優雅で時に官能的だっ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3


自分の贈る精一杯の愛情がもしかしたら
相手を追いつめていたんじゃないか…
あの虚勢をはってた大きなからだのなかの
繊細な心が小さく震えているようで胸が苦
しかった。
たとえそれが自己満なエゴだったと
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.7


産まれてからずーっと ひとは運命に
導かれつつも常に選択の連続。
ついには安らかに終止符を打つ自由さえ
認知され自身で選べる時代になってしまった

死をテーマにした重めな話なのにこれは
お国柄なの
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ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

3.0


「ハンナはいつもアイされたい」

寂しくて人肌恋しいだけのようにも
見えちゃう。
ビジュアルがいいひとは どっち向いても
周りがなびいてくれる感じ、本人は至って
ナチュラルな小悪魔だからタチが悪い。
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ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

4.0


過去記録
観た時緊張しすぎて お腹の中の
胎児の蠢きがやばかった

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.8


行きはよいよい帰りはこわい♩¨̮

めくるめく怒涛のサバイバル劇に仰け反って
目を背け 手に汗握る、、これはある意味
ホラーよりホラー(悲鳴)。
あんな場所を目指して危険を冒し
チャレンジする精神
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