B級テイストのお気軽なアクションコメディかと思ってたら違いました。
意外にシリアスでどぎつい感じでした。イタリア製作なのでハリウッドとの違いを感じます。
悪役の設定がよかった。ナチはナチでも主人公たち>>続きを読む
疲れた。本気モードのケイト・ブランシェットを158分間も浴びるのでとにかく疲れた。でもおもしろかった。すごい映画なのは間違いないでしょう。何もかもがグレーに描かれていて観る者にジャッジさせない。実に巧>>続きを読む
イーオーのことがたまらなく愛おしい。「イーオー!」と大きな声で呼び止めたい。もうどこにも行かないでほしい。両手で抱きしめたい。思い出す度に胸がいっぱいになって涙が出てくる。
ロバは愚鈍だなんて誰が言っ>>続きを読む
常に私的な体験をもとに映画を作り続けてきたミア・ハンセン=ラヴが父の看病と恋人との出会いから着想を得た作品。悲しみと喜びという正反対の二つの感情がどのように同時に存在し影響し合うのかが表現されていまし>>続きを読む
イタリアの山を舞台にした映画ではありつつも、万人に当てはまる高い普遍性を感じる映画だった。これは自分は何がしたいのか、自分の居場所はどこなのか、生き方を問う映画。なので自分の人生と照らし合わせて様々な>>続きを読む
料理と移民を絡めたフランスらしい一作。未成年の移民を取り巻く現状、国の対策、奔走する人々からフランスの今が見て取れる。どうしても日本の暗澹たる状況と比べてしまうところがあった。終盤の流れるような展開お>>続きを読む
枝分かれしていくジュリアの人生から目が離せなくて、固唾を呑んで見入ってしまった。どの人生が最も幸せなのかもしくは不幸なのか一概には言えない。確かなのは彼女は精一杯生きたということ。目の前の人を愛し抜い>>続きを読む
「昔さ、パチーノの映画あったじゃん。なんだっけ、オスカー獲ったやつ。あれのフォーマット使って、北も絡めてなんかおもしろい映画作れない?」
おそらく企画の場で上がったそんな声がきっかけで制作されたであろ>>続きを読む
『パラサイト』や『万引き家族』には今一歩及ばずといった感じでしょうか。期待していたほどではなかったです。一定水準以上は満たしているので決して悪い作品ではありませんが。他の作品に比べて悲痛さが際立ってる>>続きを読む
無自覚の加害性からは誰も逃れられない。自分の身を振り返ってみるとよくわかる。知らず知らずのうちに誰かを傷つけていただろうし同じように傷つけられてきた。その度に笑ってごまかし受け流してきたけれどそんな必>>続きを読む
深夜ラジオを聴いていた10代の頃を思い出した。不安と孤独に苛まれていたあの頃、ラジオを聴くと誰かとつながっているような気がして少しホッとした。深夜ラジオに救われた人は多いと思う。そんな人に響く映画。>>続きを読む
ブリリアGW限定配信の一本。明日までだそうです。
長編デビュー前の若きティモシー・シャラメが主演してるのでファンは必見。アメリカ映画によく出てくるロードサイドで看板クルクル回すパフォーマンス、サイン>>続きを読む
人間なんて糞袋
一皮むけばみな同じ
世界という言葉が時代劇の中で使われるのは新鮮だった。阪本順治はここに来て悟りを開いたかのような語り口。ミニマムな世界から広がる普遍性。円熟味を感じた。登場人物がみ>>続きを読む
ベルリン金熊獲得のドキュメンタリーと聞いて気になっていた作品。こういう言い方は正しくないかもしれないけれど、普通の人が自分のことを普通にしゃべっているだけに思えた。実はそのこと自体が奇跡のような出来事>>続きを読む
中国第8世代の新鋭チウ・ションの長編デビュー作とのことです。
やろうとしていることはおもしろいかなと思いました。現実と非現実の狭間を突いて時制も歪ませる、みたいな。ズームイン・アウトを繰り返してカッ>>続きを読む
フェイクにステマにネガキャン、バズればオッケー、すべてはカネ。現代社会と全く変わらない。200年前のフランスで既に確立されていたことに驚いた。登場人物が軒並みゲスで最高。ゲスがゲスを喰らうの大好き。ジ>>続きを読む
アメリカ映画でひたすら自転車をこぐオッサンの姿を観るのは新鮮だった。淡々と進むオッサンの日常。絶対に負けを認めない、自らを省みない、悪いのは全部他人のせい、なんかすごくアメリカ的。好きな人はめっちゃ好>>続きを読む
今まで散々ひどい父親に苦しめられてきた伊東蒼ちゃんが今度は天涯孤独になった上になんと世界の存亡を背負うことになってしまいました。飛躍しすぎです。無茶苦茶です。でもこうなるのは必然だったような気がします>>続きを読む
火災の再現度がすごい。実際の映像なのか作られたものなのか区別がつかない圧倒的リアリティ。臨場感半端なかった。
貴重な文化財がなすすべもなく炎に包まれるのを見るのは胸が痛んだ。昔の建造物に手を加えずに>>続きを読む
ホーリー・トイレットってなに!?Holy Shitのなにがいけないの?意味変わってるというか意味なしてないじゃん。Holy Spiderもびっくりだよね。全然関係ないけど。
仮設トイレに閉じ込められる>>続きを読む
『ボーダー』を観た時の衝撃は忘れられない。唯一無二な映画。すごい才能が現れたと驚愕したものだ。今作のアリ・アッバシは自信を蓄え真っ向からテーマに挑んでいるような感じがした。彼ならではの外部からの視点が>>続きを読む
子どもでもなければ大人でもない、不安定な状態だったあの頃。他者との関係は手探りで、もがくしかなかったあの頃。悩んでぶつかって傷つけて、自分も傷ついたあの頃。そんなあの頃に思いを馳せた。
"黙ってハグ>>続きを読む
ロストケアってそういう意味か...。
まさか大量殺人犯に涙するなんて思いもしなかった。激しく感情移入してしまった。
スルーせずに観ておいてよかったなと思います。
↓以下ちょっと言いたいことです(>>続きを読む
しっくりくるようなこないような...。
これでよかったようなよくなかったような...。
ちょっと考え込んでしまいますね。
脚本の弱さ、凡庸さは否めないかな。
前作と同じことをしては意味がないし特色を>>続きを読む
前作同様おもしろかった!デジタルネイティブはすごい。つくづく感心する。次から次へと画面いっぱいにアプリやらなんやらの情報が現れるので目回りそうになった。よくわかんないけどすごい笑。iPhoneユーザー>>続きを読む
Netflix鑑賞記録
前作の方がよくできてたような。今作も悪くはありませんが。まあまあといった感じでしょうか。
カメオ出演が楽しかった。俳優はみなこのシリーズに出たがるものなのか。とりあえず今後>>続きを読む
Netflix鑑賞記録
夫がニューヨークの舞台演出家で妻が元ハリウッド女優という設定からして用意周到な感じがしてむむっとなる。演劇を映画より上位に置く価値観て今でも支配的なのだろうか。ノア・バームバ>>続きを読む
Netflix鑑賞記録
デヴィッド・フィンチャーはマンクの姿を通して映画作りの苦しみやハリウッドの問題点を伝えたかったのだろう。彼のフィルモグラフィーの中では地味だけれど実直な感じはした。モノクロの>>続きを読む
Netflix鑑賞記録
マジックリアリズムの極地。浮遊し漂うような陶酔感。これまた劇場向きの作品だった。アルゼンチンの『笑う故郷』にプロットが似ていた。イニャリトゥは観たのだろうか。中南米の成功した>>続きを読む
Netflix鑑賞記録
『ニューオーダー』を180度ひっくり返したような映画。こっちが先だから逆か。あれはまるで今作へのあてつけのよう。そんな意図はないだろうけれど。「メキシコといえばニューオーダー>>続きを読む
どこかの映画館で上映してくれないかなとアカデミー賞授賞式から1ヶ月待ってみましたが、そんな気配はまったくないので仕方なく観てみました。うーんこれはやはり映画館で観たかった。映像だけでなくブォ〜ンと腹に>>続きを読む
今年の『哭悲』枠はこれで決まり!出血多量・サービス過多!あっさりどっさり人が死ぬ!人の命に微塵の価値もねえ!最高!エクスタシーのつるべ打ち!後半の超展開なんやねん笑。あんなん笑うわ。もはや人体損壊コメ>>続きを読む
ブレンダン・フレイザーの顔を見ているだけで涙が出てきた。いろんな感情が巻き起こってたまらない気持ちになった。90年代から彼の活躍を知っているこちらとしては、再びスクリーンで出会うことができて本当にうれ>>続きを読む
シリーズ初見。ゴゼジューで鑑賞。
『フェイブルマンズ』を観た後だとスピルバーグ演出のこだわりみたいなものがよりはっきりと伝わってくる。恐竜に襲われるシーンは緊張感があって恐ろしい。逆にそれ以外のドラ>>続きを読む
おおおおお......
こっこれが......
これこそが......
本 物 の シ ャ マ ラ ン
君はこの"フルメタル・シャマラン"を受け止め切れるか!?
無理っ!笑
アルジェント御大の10年ぶりの新作。原点回帰のジャッロもの。持ち味を失っていなくてうれしい。『グロリア』みたいな趣が追加されてこれはまさに新境地。大好きな『フェノミナ』に通ずる動物映画としての側面もあ>>続きを読む